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  作者: 実嵐
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暗号

長谷が特殊犯罪課に対する考えは変わっていた。きびきび働いているのは嘘偽りのないことであったからだ。

「貴方がたはなぜこのような場所で行っているんですか?だって形跡があるのならここでやるのはおかしいじゃないですか。」

「しょうがないんですよ。捜査一課を蹴った人間はいけないんですよ。佐伯と関わるのある署長がいるし、捜査一課の2係にもいるのはわかっているのであまりよく思われていないのは事実ですからね。それで資料がこれです。」

和翔がさみしいそうな感じをさせているが関係ないと思っているのではないかというわからないほどの表情をしていた。優唄は全く気にしていないようだ。

「資料を見ている限り、裏にいるのは間違いないと言えますね。株式会社を作っているといっても闇金でした。それを考えると自分に大した献金を作っているのは明らかと思います。」

「相宮さんが課長をしているんですよね。貴方は何もしてないように映ってしまったのですが・・・。」

「智穏は推理をするんですよ。情報を掛け合わせるんですよ。和翔はある意味天才ですから。裏社会にいたら支配できる力をもっているんですから。智穏を侮ってはいけませんよ。」

潤紀は告げるように言った。雅也は何もないかのようにしている。

「雅也、頼んでくれ。隠れた資料か情報をくれと。」

「貴方から直接言えば言ってくればいいですけど。」

「じゃあ頼みます。失敗は許されないことをしますから。心配ですからレコーダーを渡しておきます。映してくればいいんですよ。カメラで写っていればすべてを加工していじれないようにしておきますから。無理ならやらなくってもいいんです。飛び降り自殺をしているのと同じと思っていてください。」

明憲は頷いた。危険を冒してまで参加はしなくていいとはっきり告げられているのだ。殺されてしまうことを心配をしている。彼等に移っているのは明るい未来と言えるのかと聞いてみたいところだがすべてが済んでからでも遅くないと思った。

「潤紀。死神につながるものはあったか。」

「ないよ。嘘を付けるほどの余裕はないけど。」

機材まみれといえるところにいる。それは情報を逃さないためであり流れるのを恐れているのだといった。信頼できるのはここにいるメンバーしかいないのだと。嘘偽りをしたところで得をすることがないと思っているからだ。

「大学の事件は妙でしかなくてね。時限爆弾を作った割には都合よくならなかった。被害者も少ない。」

警告を出していたのではないか。予告をひっそり出していたとしたら。

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