表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 実嵐
68/115

過去の復讐

雅也は中村に会いに来た。本を渡すためだけじゃない。新作ばかりをもってくるのはいけないと思っている。古本屋による時間もないため本屋に大量に買う。知り合いのように扱ってくれる監察官がいる。

「今日もたくさんの本をもってきてるね。あの話の事は僕が一緒についてるから黙っていてあげるよ。これは捜査しているのだから。」

「君は特殊犯罪課について何か思っているのか?だから手助けをしてくれているのか?」

「敬語からタメ口になったのはよくなったといわれた。それは荻正巡査からさ。死神の事を許そうとは思わない。大体ホシをわかっているとみている。捜査一課よりは活躍するのはわかっている。そろそろ面会室へ入れ。怪しまれるかもしれない。」

名もよく知らない監察官ではあるがやさしさをそのまま受けることにした。面会室はいつもの部屋にされている。開いている限りは。中村はすんなり入ってくる。

「佐伯海斗の仲の良かった人、わかるか?」

「名前までは憶えていないけどあだ名で呼んでいたよ。確かさ。冬とかかな。季節に関係する単語ばかり発していた感じがする。」

「じゃあ。父親が佐伯琢磨であるということは?言いふらしたりしていなかったか。口ごもった言い方でも構わないからさ。」

雅也は落ち着いた言い方ではなく焦りを感じるような言い方に近かった。犯人はわかっているのかもしれない。

「金を落としてくれる人がいるといっていた。大金をあら使いをしていた。宝石から家まで買っていた。家は生みの親と暮らすためであったらしい。ローンもすべてその人に払ってもらっていると。価値のある場所に立てて貰っているから財産になるって。」

「母親と暮らす予定を立てていたのだな。隠し子であることをどこかで聞いたのかもしれないな。財産をもらって慰謝料をもらったのだ。捨てて育てさせたことに対して。」

「海斗はどちらかというとガキ大将に近かった。警察のお世話にはなるがそれは父親に対する反抗じゃないかと思えていた。大麻や覚せい剤を始めたのは父親のつてからもらったものじゃないかと思う。」

大麻や覚せい剤をさせて仕事を辞めさせるのを目的としていたのではないか。黒幕として生き続けるために。最低な親だとしか吐き捨てられない。政治生命を言いがかりに何もかも押し付けてくるだろう。それか権力の違いを言い続ける。それは理不尽な生き方を知っているからするのではない。邪魔でしか思わない。人をものとしか映らないのだ。家来か家臣の間違いをしているのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ