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  作者: 実嵐
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表情

もうすぐ佐伯琢磨を守る奴等が来る。態度がでかいもの同士は共感を呼ぶのかもしれない。とか何気ないことを考えていた。

「潤紀。全てに蹴りを付けるときが来たな。どうやったら吐き出すかはわからないままになると思うんだよ。大きなかけには金は出さないよ。地味につつけばいいことがあるからね。」

雅也は外を見ていた。資料を読みとることが得意なことで警察が書類で嘘を付けなくしたのはでかい功績だと思うのだ。潤紀は刑事と鑑識ができることで鑑識に頼るほどのことでなければ解決してしまう。特殊犯罪課が変えたことに怒るバカみたいな刑事はうるさいほど見てきた。それは捜査一課2係の奴であった。全ては自分たちが犯したことを隠したかっただけだった。操り人形であったのにかかわらず怒りをぶつけてくるのがくだらない。

「敵は死神と佐伯琢磨のみだ。優唄に話を進めて貰ったほうがいい方向に向くはずだから。少しは智穏のことも気にしておくのがいいだろうな。義務というか正義がなくなってしまうんだ。警察にいる意味もなくなってしまうのかもしれない。」

相宮という家計は頼ることを教えていなかったらしい。複雑な能力があるがための人から逃れることを教えていたのかもしれない。生まれてきた子供は養護施設に突っ込むような無責任なことはしなかったが、手を早い段階から離していた。

「相宮の実家に帰っても受け入れてくれるのかが心配なんだよ。助けてと叫ぶことをしたのも相宮奏だったからな。辻褄が合うんだよ。相宮は父親に似たのかな?いじめによる影響かな。」

虐めが影響しているのなら少しずつでも変わってきたはずだ。態度を見ていればわかる部分がどこかある。生きる意味を自問自答をしているのを明かしてほしい。気持ちだけでも救えるかもしれないと思うのはエゴなのだろうか。

「親の事件の解決が苦しいかもしれない。殺すように恐喝した奴、目の前にいるんだ。雅也は感情が止めれたのは同情とかが含まれていたからだろう。あいつの場合は違う。金を泥棒しているんだ。立場が悪くなると殺すんだからな。」

「智穏さえ生きてくれればいいんだよ。願わくば警察のままでいてほしいけどね。自営業とか似合ってると思わないか。探偵でも喫茶店でも構わない。警察が集える場所になってしまいそうだけどな。」

彼の涙を見た人はいないだろう。こらえることが正しいとは思わない。大泣きしてもかまわない。明かしてくれることが重要なのだから。

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