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  作者: 実嵐
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見知らぬ十字架

特殊犯罪課は目撃者を部屋へ入れた。捜査会議でいなくなった荻を追いかける捜査一課の仲間はいなかった。目撃者はソファに確認するように座った。

「名前は?」

和翔が優しく微笑みながら聞いた。

「中村零です。あの事件のことを話せばいいのですか?」

彼はおどおどしている。誰だってそうなるはずだ。それにおぞましい映像を再生することでもあるのだ。抱えた闇を癒すことが出来るのだろうか。

「会社から帰るとき、黒ずくめの人が出てきたんです。闇金をやっているビルだから恨まれてもしょうがないと思いました。政治家や警察関係者に関わりのある闇金をしている会社があると聞いたことがあります。多分そこの関係者が殺されたのかなと考えています。」

淡々と語った。映像がフィードバックするであろう。知らぬ間に十字架を背負っている。おろせることができないこともわかっている。

5人はただ話を聞いていた。

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