だれかさん
待つのに疲れてしまったみたい
まだかまだかと待ち構えて
ふと眠りに落ちて
今日は誰かの幸せな日
ふらふら迷える わたしの心
今晩だけは きみのもの
静まり返る 夜の静寂さに
思い出すの
あの日の夕焼けチャイムが
いつもと全然違っていたこと
二人きりの部屋
あの時も私は きみのものだったな
ああ
気づいたら季節はもう移り変わって
赤でも橙でもないけれど
もう秋です 秋なのです
秋と言えば 思い出残る季節
だけど きみとの思い出はまだないの
女心も男心も秋の空
ならば心が変わらぬうちに
きみにまた 恋に落ちよう
今晩だけは 迷える心
きみだけに捧げるわ