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あなたの名前は何ですか?


「そういえばお前っていつからここにいるんだ?」

うーんと黙り込む緑色の生物。否..河童。


「てかさ。お前名前は何ていうの?」

唐突の質問に河童は。


「ああ~そっかそっか。俺の名前が知りたいかぁ~なるほど....」

今にも気になるだろ~?と言い出しそう。

いや特に気にはならん。お前の名前などどうでもいい。本当に。


「よしっ!!腕ずも....いや!指相撲で!」

走って敗けたことを思い出したのか力では勝てないと思って技術勝負に出る。


河童はふふふ..これなら勝てると言わんばかりの笑みを浮かべている。


3....2....1..

結果――――。

俺の圧勝。余裕でした。技術もありませんでした。


「くっ..くぅ....なぜだ..!?」

暫し考える河童。

答えは出たようで..。

しかし河童に考え事は似合わなかった。


「わかったぞ!お前もしや指相撲日本チャンピオンかっ!?」


なぜそうなる....


「そんなことよりも俺が勝ったんだから名前教えろよ。名前。」


「そうか..そんなに聞きたいのなら教えてやろう。」

究極の笑み。

これを俺は河童スマイルと呼ぶことにした。

うん..きもい。

本当にその笑顔きもいから。

やめてください..まじで..


「いや..別に聞きたくないし、ただ一応聞いといた方がいいかと思っただけだから...。そんなに教えたくないなら聞かないよ。嫌がってるやつに聞くほど俺は落ちぶれちゃいないよ。」


「嫌がってない!!むしろプリーズ!!聞いて!!聞いてください!!むしろ教えさせていただいても宜しいでしょうか?」


「まあ..そんなに言うなら....」


「よかった~ありがとう!」

そして河童スマイル。ああーきもい..

教えるよりもそっちをやめてください。

心から。



「俺の名前は――。」


一息吐いてから言った。



「ジョン万次郎だ!!」


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