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カ・ル・マ! ~天王寺の変~(改訂版)  作者: 后 陸
天王寺の変 四の章
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紅朱同赤 参 その3

 あれは自分が(まと)う炎より、熱い。

 連続で受けると、ヤバい。


 「、、、かめ~~~ぇ、()ッ!」

 「、、、サン!」


 ほぼ同時だった。

 ナベアツの火球と、ビッグさんの火球。

 二つのエネルギーがすれ違う。


 コーデュロイが、波動を上げる。

 ビッグさんの火球に対し、(まと)う炎の温度を上げる。

 腰を屈め、身体の前で腕をクロスして防御。


 「ぐっ、、、!!」


 耐えた。

 耐えたが、、、衝撃がさっきより大きい。

 そして、さっきより熱い。


 ――これ多分、火傷(やけど)した。それより腕が、もうヤバい、、、


 ()を、感じた。

 同時に、コーデュロイはもっとヤバい事に気付いてしまった。

 ナベアツの出した火の玉が、アイドル顔=ハイドロハイドの前で()()()()のを見たからだ。


 炎が、白煙を出して消えた。

 蒸発と言うのが、合ってると思う。


 振り返った。

 ナベアツも、顔が固まっていた。

 ヤバいと、、、。

 そのナベアツの顔が、苦悶(くもん)(ゆが)んだ。


 「どした?」


 (のど)を、()いた。

 あれ? と言う顔をしたまま、自分の喉を掻き(むし)る。


 「あ、熱いねん、、、」

 「は?」

 「喉が、、、」

 「のど?」

 「息吸うたら、喉が熱うなんねん、、、?!」


 意味が解らなかった。


 ――!!


 向き直った。

 ハイドロハイドに、、、!?

 ハイドロハイドが、自分たちに向けて()()()()()()()()()!!


 ――ナベアツにかっ?!


 それを見たコーデュロイは、これは何らかの攻撃だと判断した。


 「退(さが)れ!」


 言われて即座に、身体が反応。

 ナベアツは、後ろへ大きく跳んだ。


 「!」


 喉の焼ける感覚が、薄れた。


 「おっと~。(カン)()えやん、あのロン毛」


 ビッグさんが笑う。

 ハイドロハイドは一度笑顔をビッグさんに見せると、今度はコーデュロイに笑いかけてきた。


 「!」

 ――オレに、攻撃か? 


 逃げようとしたが、足を止める。

 足を止めて、ハイドロハイドを見た。


 ――チャンスか?


 何をされたかが解らない。

 ()()()、一番怖い。

 対処出来ないからだ。



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