表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カ・ル・マ! ~天王寺の変~(改訂版)  作者: 后 陸
天王寺の変 三の章
78/190

稚知謀大 伍 その14

天王寺の変 三の章 稚知謀大 伍 その14

 二人して、笑った。


 「なぁなぁ、“式ガチャ”ってどういう意味?」

 「あぁ、それな。式ってな、上手い事呼び出せたら、好きなタイプを選べんねん」

 「タイプ、、、?」

 「せや、波動に刺激を加えて、エレクトリック・ゴーストを何度も呼び出して、気に入らんかったら()()()、『コレや!』ってエレクトリック・ゴーストが出たら、それを力で抑え込んで自分の言う通りに使うねん」

 「気に入ったんが出るまで、繰り返すってこと?」

 「せや」

 「確かに、ガチャやな」


 言われて、“運”が大きく左右するんだと思った。

 そう思ったら、なおも聞きたくなる佳穂。


 「全然思ってんのが出えへんかったら、、、?」

 「そこはそれ、根気よく続けるか、ある程度で我慢するかはそのEG使い次第やけどな」


 あ~、なるほどと納得。

 ガチャガチャコレクターって、そう言やぁ欲しいものが出るまで大金注ぎ込む話しをよく聞くよな~と、これまた納得。

 幾ら注ぎ込んだかを自慢したりもする。

 お金掛かったよ~~って言いたいのかな?


 そういやぁスマホゲームでも、『お気に入りのキャラが出るまで課金課金』って言ってた友達を思い出したりした。


 ――世の中は、ガチャで溢れてるなぁ、、、


 佳穂、どこか遠くを見る。

 ハッと我に返り、モノアイにまたまた質問。


 「みんな、どんなん選ぶん?」

 「ま、一般的なんで言うと、ダイレクターは援護、支援とか呪術メインの式を。反対にインダイレクターは術を唱えてる前でしっかり戦ってくれる物理攻撃タイプの式を付けるな」

 「な~~~る」


 理に(かな)ってると、思わず手を合わせる。


 「最近の流行(はや)りは、自分の能力とコンボ出来る式を持つヤツが出てき、て、、、な、、、!」


 モノアイは悔やんだ。

 佳穂は呑気に聞き返す。


 「コンボ?」


 佳穂との(しゃべ)りが楽しくて、ついカメラの監視をおざなりにしてしまっていた。

 返事のないモノアイに、佳穂も異変を感じた。


 「どしたん?」


 イヤホン越しに何かしらがあったと感じるほど、モノアイの緊張が佳穂に伝わっていた。

 気付いた。

 自分たちの話声で聞こえなかったが、立ち止まって耳を澄ますとハッキリ聞こえる。

 後方から近づく足音が、、、。

 佳穂は振り返った。


 「は~い、見つけたで~」


 安物の銀色のスーツを着た男と、頭にバンダナを巻いたヒッピー姿の男が友達のように佳穂に向かって手を振って来た。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ