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カ・ル・マ! ~天王寺の変~(改訂版)  作者: 后 陸
天王寺の変 六の章
189/193

策略謀略 陸 その5

 李楠、鼻息荒れる。


 「解かった。落ち着いてくれ」


 ――あ、いかんいかん、、、


 つい興奮して、恥ずかしくも部下である駱嘉に注意された。


 「続きを、、、」

 「ぅおっほん。敵は、、、私たちを倒した敵は、あのオニヘイが来たと解ったらもう逃げ出していた。その答えは?!」


 ビシッ! と駱嘉を指差していた。


 「そりゃ、、、あの2人より強いエレクトリック・ゴーストだからだろう」


 何を当たり前の事を、ってな顔で、李楠を見返す。

 見返されて、テレる李楠。

 ()()で駱嘉を指差したのを後悔、、、。


 「そのポスには、載ってなかったんですか?」


 范蘇円のくせに、良い質問だ。


 「調べたよ。無かったよ。思うにポスには“EG使いが載っているモノ”であり、オニヘイを使役するEG使いが解らない限り、これには載らないだろう」


 ふんふんと納得したのかしてないのか、范蘇円は小さく何度も頷く。


 ――態度悪っ


 「こっからが本題なのだが、あの敵が逃げる時、こう言ったんだ。『EG波を消して、逃げよう』、、、とね」


 主に駱嘉に向かって言っていた。


 「、、、もしかして」


 返事をしたのは、当然駱嘉。

 范蘇円は、『?』顔。

 李楠、何故(なぜ)だかしてやったり顔。


 「多分そうだ。オニヘイはEG波に反応して、EG使いを狩るエレクトリック・ゴーストだ。だからアイツらは、あんなに慌てて波動を消して逃げたんだ」

 「確かに、、、考えられなくも無い」


 2人の会話を聞いて、遅まきながら范蘇円も理解できた。

 理解出来たら、疑問が浮かぶ。


 「じゃあ、私たちは、、、どうして?」


 もっともな質問。

 術師である駱嘉は、確立は少ないが狙われ無かったとしても納得は行くが、EG使いである范蘇円は確実に狙われる対象であっただろう。

 その疑問を、李楠が解く。


 「あの時、、、駱嘉は瀕死(ひんし)で能力なんて使えて無かったし、あなたはその駱嘉にしがみ付いてEG波をちっとも(まと)わせて無かったじゃない」


 うぐっと、ちょっとバツが悪そうな顔をした范蘇円。


 「オニヘイがEGを感知し、狩りに来た場所にEG使いが居ない。あの時私たちを一人ひとり確認してたのも、EG波を纏っているかどうか見定(みさだ)めていた行動だと思えば、その後何もせずに行ってしまった一連の行動に、辻褄(つじつま)が合うのよ」


 確かに。

 頷く駱嘉。

 頷きながら、今度は駱嘉が質問。


 「それで、どうしてソフマップなんば店跡地に戻るんだ?」

 「オニヘイってのは、あの辺りに取り憑いてるエレクトリック・ゴーストなのよ」

 「何でそう解るの?」


 范蘇円、食い気味に聞く。


 「オニヘイが来た時に敵が言った言葉は、『今?』って言ったの。それは時間に対する言葉。オニヘイが普段どこにいるか解らないのなら、あの時の言葉は場所を指す『此処(ここ)に?』となるハズ」


 ほほ~と、范蘇円、納得。

 でも始めの質問の答えにはまだ辿り着いていない。



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