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カ・ル・マ! ~天王寺の変~(改訂版)  作者: 后 陸
天王寺の変 六の章
187/193

策略謀略 陸 その3

 2人が立ち上がったので、李楠も立ち上がってこう言った。


 「もう一度、ソフマップなんば店跡地に行くぞ」

 「?!」×2


 2人して、李楠を驚きの眼で見た。


 「なんで? どうして? 今そこから逃げて来たとこじゃないですか!」


 珍しく、范蘇円が声を(あら)げた。

 駱嘉の顔を見ると、同意見のようだ。

 李楠は自分の仮説を、2人に話し始めた。


 「ちょっと聞いてくれ。あの時、駱嘉がやられた後だ。敵はトドメを刺しに来た途中で、突然逃げて行った。覚えているか?」


 そう言って、2人の顔を見た。


 「スマン。オレはあの時、目も耳も機能していなかった。記憶も定かではない」

 「范蘇円はどうだ?」

 「わ、、、私は、、、」

 「いいさ。仲間が瀕死の状態だったからな」


 ちょっとしょぼくれる范蘇円。


 ――子供かっ!


 頭の中でツッコんでから、説明を始めた。

 李楠あるある。


 「状況はこうだ。私たちを完全に制圧し、後はトドメを刺す状況だった。ところがそこに、“自動式(じどうしき)”のエレクトリック・ゴーストが現れた」

 「自動式?」


 その言葉を、范蘇円は初めて聞いたようだ。


 「そう。笛の音、范蘇円は聞こえなかったか?」

 「そう言えば、、、」

 「笛の音が聞こえたら、敵は慌てて逃げ出したんだ。圧倒的優位な状況を捨ててでもな」


 聞いた2人は、理解しかねている。

 見ていた自分も、確かにそうだったのだから、、、。

 でも今、自分が立てた仮説は正しいと思えてきている。

 話せば話す程、自信が(あふ)れてくる。


 ――私の想像は、当っている!


 「、、、で、だ。(なん)でそうなったのか可能性を考えてみた」


 駱嘉は、李楠の話しに引き込まれている。


 「敵は自動式を、“オニヘイ”と呼んでいた。人型のエレクトリック・ゴーストだったんで、かなりの高等術式」

 「人型か、、、」

 「しかもその人型は後ろに、さらに3体もの人型を引き連れていたんだよ! これが!!」


 李楠、興奮!

 “自動式”と言っても、式。

 式とは、使役するモノ。

 それはEGでもNGでも同じ。


 基本は虫型から、徐々にランクが上がって行く。

 ランク上位の人型ともなれば、かなり高等な部類に入る。

 それを使役出来る使い手など、限られるハズだ。


 まず大前提として知っておかなければならないのは、好戦的思考型(闘いに使えるモノ)の基本要素は、高等になるほど“悪魔の三大原則”を強く魂魄(こんぱく)に刻んでいるということ、、、。


 悪魔の三大原則。


 それは、『(おか)す・(ころ)す・(しょく)す』だ。



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