表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カ・ル・マ! ~天王寺の変~(改訂版)  作者: 后 陸
天王寺の変 五の章
153/193

参差錯落 伍 その10

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

天王寺の変 五の章 参差錯落 伍 その10

 !!!

 爆発の前に、きっちり赤いりんごを斬っていた。


 「、、、! どうだ?!」


 自分自身に()う、李楠の叫び。

 りんごりんごが出したりんごは、、、?!


 爆発、、、せずに霧散!

 駱嘉が、李楠の顔を見た。


 どうだ!

 と言わんばかりに、笑っていた。


 「さすがはオレ達の上、、、司っ?!」


 少女の死神、マカがカマを横なぐりのスウィングで駱嘉を襲う!

 躱す。

 、、、が、崩れ落ちる駱嘉。


 完全に体勢を崩され、片手を地面に付いていた。

 そこに二撃目!

 これは躱せそうに無い。

 どうする!?


 「やれ!」


 これは范蘇円に言った。

 李楠に言われるがまま、マカに“能力”を使う。

 范蘇円が両手を投げ出すように前にすると、鈍い鐘の音が()に聴こえた。


 愚嗚(ぐお)~~()んん!


 マカ自慢(?)のツインテールが、突風(とっぷう)()びせられたように後ろになびく。

 その1メートル後方に、“ビジョン”が宙に映し出された。


 「おおぉ?!」


 恐怖に歪む男の顔。

 マカの頭部から、弾き出されたように映像が飛び出していた。

 同時、マカは上半身を()らせて驚いたようなジェスチャー。

 完全にマカの動きが止まった。


 飛び出た映像(ビジョン)を見ると、ワンカメ視線。

 これは、マカの視線。

 過去にカマで殺した男、、、マカの“記憶”だ。


 エレクトリック・ゴーストが記憶を(たくわえ)えているのも凄いが、この場でこの作戦をヒラメイタ李楠は、四人を驚かすに充分な存在感を出していた。


 邇為(にい)、、、。


 唇が歪む。野性的な微笑(えみ)

 駱嘉はどう戦えば良いか、今度はスグに理解して反撃に出た。


 李楠は、、、内心ホッとしていた。

 自分の推測(すいそく)が間違っていたら、、、?

 その現状を想像すると、恐ろしくなる。

 李楠は自分の判断が正しかったと言い聞かし、深呼吸。


 ――大丈夫! 私イケてるイケてる!


 本国では、宿主とEG使いの両方を部下に持つ李楠。

 なるべく多くの使い手を、この眼で見て来た。

 上に言われなくとも、生態や特徴を頭に叩き込んである。

 その知識で、対する二人のEG使いの能力を解析した。


 幻術使いの珈琲は、対象の一人の視覚を奪う能力。

 やられてないから解らないが、ただヤツが駱嘉に能力を掛ける時、缶コーヒーを持った手を前に出していた。


 その後、駱嘉が怪訝(けげん)な顔をして動かなくなった。

 もう視界を奪われたと言う事。

 で、式である少女の死神が巨大なカマでトドメを刺しに来る。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ