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カ・ル・マ! ~天王寺の変~(改訂版)  作者: 后 陸
天王寺の変 五の章
147/194

参差錯落 伍 その4

 聞いた駱嘉も、しっかりと頷いている。


 「式は少女の死神。多分動けなくなったところを狙って来るぞ!」


 式の説明も、的を得ていた。

 駱嘉が受けた攻撃の印象と、合致(がっち)した。


 ――それがさっきの、一連の攻撃か!


 説明されると落ち着くものだ。

 駱嘉はしっかりと、両の足に体重を掛けた。


 李楠は続けてカメラのレンズを、男から横のお茶の水博士のシルエットをした女へと向けた。

 ポスシステムが反応。

 “お茶の水女”のデータが出る。



   H N=りんごりんご

   懸賞金=3,995万円

   属 性=火

   能 力=りんご爆弾……

       ・

       ・

       ・

 「んがっ?!」


 李楠ドびっくり。


 全部見る前に、子猫みたいに首根っこを引っ張られる?!

 軽々とその身体を後方へ持ってかれていた。

 何だナンダと思ってるところへ、“お茶の水女”の声。


 「カンニングはアカンなぁ!」


 チュッパチャ()プスを舐めながら、来る!!


 李楠の居た場所に立つのは、駱嘉。

 そこでやっと、自分を(かば)ってくれたのだと理解する李楠。


 「ソイツは“りんごりんご”! ()()()()()()()()ぞ!」


 読めたところだけを伝えた。

 後半部分は、李楠の勘だ。


 属性が火。


 能力の欄に爆弾とくれば、誰もがそう考えるだろう。

 聞こえたか聞こえて無いのか、そんな事よりこの“りんごりんご”という女に駱嘉は、、、!!


 ――コイツっ!!


 (まばた)きも出来ない!

 信じられないスピードで、りんごりんごが突進してくる!


 「くっ!」


 庇ったつもりが、間に合わない! 

 と感じた駱嘉の防御本能が、反射的に宿(しゅく)蘭陵王(らんりょうおう)を呼び出してしまっていた。



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