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カ・ル・マ! ~天王寺の変~(改訂版)  作者: 后 陸
天王寺の変 五の章
135/192

参差錯落 参 その2

う事だ。

 その“能力”が、連絡を取ったヤツに起きた現象だ。


 ――これは考えようによっちゃ、エグいな、、、


 ハピハピの名が、一気にトピック上位に。

 理由はもちろん、彼の生配信を()()()()()()()使()()()()()()って言う噂が広まったせい。


 危険を犯さず、犯罪を犯さず、人を殺さずにEG使いに成れる。

 ハピハピ様々だ。


 正に神!


 と(おだ)てられ、ハピハピもこれで自分も“結界の住人”になったと思い込んで大阪環状線内に入り込み、いい気になってポスシステムまで登録してしまっていた。


 ぜんぜん深く考えて無い。

 EG使いって、そういうもんだろ? 

 的な軽過ぎるノリで(おこな)った行動。


 ハピハピのポスを観た他のEG使いたちは、ここぞとばかりに賞金を掛け始めた。

 見る限り、戦闘力は無さそうだから。

 良い、()()だ。


 みるみるうちに、ハピハピの賞金金額がハネ上がった。

 意気揚々と結界内に入って来たものの、生命(いのち)を狙われる現実に恐怖したハピハピ。

 すぐさま外に出て逃げようと現役警察官のカメラマンに連絡を取ると、結界の外では警察にマークされている事を知った。


 そりゃ出演してるんだから、顔バレする。

 録画は無くても、スクショはされる。

 指名手配犯の出来上がりだ。


 『スマホ見る、上がる賞金、狙われる』

 、、、嫌だ。


 『怖すぎて、結界出たら、即逮捕』

 これも嫌だ。


 悩んでフラフラしてるうちに、日本橋に居た。

 そんなハピハピの前に現れたのが、モノアイだった。


 「観た事ある顔やな。ジブン、最近出て来たハピハピ()うやっちゃな?」


 素直に頷いていた。


 「大変そやな? 知ってるで、中でも外でも、ドコ行っても狙われとんもんな~」


 見た目と話し方がこんなにも一致しないオッサンを、始めて見た。

 そのくせ自信ありげな口調は、今の自分の状況を全て分かってる話し方だった。


 「天王寺に行き。そこにサイラーっていう使い手がおるから(かくま)ってもらい。話しは通しとくわ。しゃーけど、そこまで無事に辿り着けるかどうかは、ジブン次第やで」

 「え、何で、、、?」

 「オレな、ギブアンドテイクで生きとんねん。しゃーからまずジブンに、“ギブ”したるわ。ええな、これは“貸し”や。忘れなや」


 そう言われ、助かりたい気持ちから天王寺に向かった。

 何とか無事に到着したのだが、、、ビビった。

 何せそこに居たのは、どう見てもヤバい“族の集団”なんだから。

 それでも知らないEG使いから守ってもらう事を考えると、安心感はハンパない。


 ただサイラーに、モノアイには言われなかった“条件”を付けられた。

 生命(いのち)狙われてから()めていた配信を、『週一でやれ』と言われた。

 これが条件。


 実際、、、キツい。

 配信の後、三日間は高熱が出る。

 この間は飲まず食わずだ。

 その後徐々に熱が下がって落ち着いたら、やっと飯が喉を通る。

 なんとか体調が元に戻るには、やはり三日は掛かる。


 それでまた配信?

 これは、キツい。



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