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カ・ル・マ! ~天王寺の変~(改訂版)  作者: 后 陸
天王寺の変 四の章
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紅朱同赤 陸 その5

 まゆらが左手を前に出したポーズが、何故か糸が胸を張って威張ってる様に見えてしまう不思議、、、w


 「そこのイケメン! あ、いや、三木さんやったかいな? まゆらちゃんが聞きたがってるからあてが代わりに聞きます。この結界、、、かな? は、アンタの創ったモンか、それとも、アンタの後ろでこっちを(にら)んどる()()()()のかいな?」


 三木は驚いた。

 術式で闇のベール、“トバリ”を掛けている。

 対峙(たいじ)するまゆらには、自分以外は見えないようにしているハズが、こうも簡単にもう一人居ることがバレている。

 しかも『お嬢はん』と、性別までバレている。


 ――見えてるのか?


 いや、それは無いだろう、、、。

 が、視覚以外で状況を把握されている。


 「落ち着いてくれ。同じ呪言(じゅげん)系なら、この結界が攻撃性のあるモノかどうか解るだろう?」

 「あぁ?」


 何言ってんだって表情(かお)で、三木を睨むまゆら。


 「まゆらちゃん! 怒るんまだ早いわ。三木はん、あて()聞いてるんは()()やないねん。創ったんがアンタなんか後ろのお嬢はんなんかで、話しが(ちご)うてくるからなぁ」


 魏璃(ぎり)、、、!


 三木とまゆらの間の空気が、濃密になる。

 術師同士だが、EG波も反応する。


 「どっちが創りなはったんや?」

 「攻撃する意思は無いって言ってるだろ?」

 「今のんが、答えやな」


 糸が明確に、三木に対し敵意を出した。

 その時、、、。


 「無礼者!」


 三木の後方から、女性の怒りの声。

 左後方を向きながら叫ぶ三木。


 同時、まゆらの右手の二本の指が、、、


 「ダメだ! 逃げろ!」

 「遅いわなw」


 、、、上へ弾く動作をした。


 ほぼ同時、5メーターくらい先で、小さな悲鳴が上がる!


 「きゃっ!」

 「ビンゴ! でっしゃろ?」


 糸の言った通りの場所で、展開した術式が(あた)ったようだ。

 ニヤリとしようとしたその時、、、!!


 「?!」


 正拳が、まゆらを襲う!


 「ろろろっ!?」


 容赦(ようしゃ)ない顔面への突き。

 一瞬で距離を詰め、三木の拳がまゆらの鼻の骨を折る!

 と思われた瞬間、鼻先2センチ前で何かが黒色に光り、拳が弾かれた。


 イケメンマジマントは瞬時に飛び下がり、間合いを取る。

 思わず己の、右手の拳を確認していた。


 痛い。


 物理的に存在させた、“ナニカ”だ。

 拳を見て、まゆらに視線を移す。


 殴りに行ったその動作を、まゆらは(まばた)きせずに(にら)みつけていた。

 三木はその意図を読み取る。



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