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原子力戦艦「神威」―平和への方舟

作者: 戦艦

初作品だからあまり期待しないでください

序章 ― 誕生する最強の戦艦

帝国が建国されて数十年。その海軍力は他国を圧倒するほどの規模と技術を誇っていた。しかし、世界情勢は不安定さを増し、新たな脅威が次々と台頭していた。そこで、帝国は「絶対無敵の艦」を建造するという壮大な計画を立ち上げた。

その名は――「神威」。

「この艦は、帝国の象徴となるだろう。」

当時の海軍司令部はそう宣言し、莫大な資金と最新技術を投じて建造を開始した。設計は従来の戦艦とは一線を画しており、原子力を主機関とし、超重装甲と超強力な砲撃、そして最先端の迎撃システムを兼ね備えていた。

全長 620m、排水量 26万トン。

180口径45cm連装砲 × 7基による圧倒的な砲撃力。

VLS328セルを搭載し、巡航ミサイルや対艦ミサイルによる長距離打撃も可能。

最大航行速度 45ノット(短時間限定)、通常航行でも38ノットという高速性能。

そして、何よりも強固な装甲――艦橋部は180cm、舷側装甲は160cm、弾薬庫は280cmもの超重装甲で守られていた。

「これこそが、無敵の戦艦だ。」

完成した神威は、その巨体と無骨なまでの武装を持って海軍の象徴となり、誰もがこの戦艦を畏敬の念を持って見上げた。

第一章 ― 初陣と無敗の戦艦

神威が初めて戦場に姿を現したのは、帝国の国境近くで勃発した海戦だった。帝国に敵対する某国が大艦隊を率いて侵攻を開始し、防衛線を突破しようとしていた。

「この戦い、神威が決める。」

出撃命令が下ると、神威は堂々たる姿で前線へと進出。迎え撃つ敵艦隊は最新鋭の巡洋艦や駆逐艦、戦艦を多数擁していたが、それらはすべて神威の砲撃の前に沈んでいった。

「撃て!」

轟音とともに45cm砲が火を噴き、敵の戦艦を粉砕する。敵艦が神威を包囲しようとするも、その分厚い装甲はまるで鉄壁のごとく、敵の攻撃を受け流していた。

さらに、VLSから発射された巡航ミサイルが敵空母を直撃。数時間の戦闘の末、敵艦隊は壊滅し、残った艦は撤退を余儀なくされた。

この戦いの後、神威は「無敗の戦艦」としての名を轟かせた。

第二章 ― 運命の戦い、帝国の危機

しかし、帝国を脅かす新たな勢力が台頭する。強大な連合軍が結成され、帝国への大規模侵攻が開始されたのだ。

「この戦い、神威が最後の砦となる。」

帝国の主要港へと押し寄せる敵艦隊。その数は圧倒的で、帝国海軍は徐々に後退を強いられていた。

そしてついに、神威が最後の防衛線となる。

「…神威で食い止める。」

帝国は、敵の進撃を港で迎え撃つため、神威を主軸とした最終防衛戦を決断。これまで無敗を誇った神威が、最後の戦場へと向かうこととなる。

戦端が開かれると、神威はその圧倒的な火力で敵艦隊を撃破していく。巡航ミサイルが空母を破壊し、主砲が戦艦を粉砕。次々と敵艦を沈めていく神威に、敵将も戦慄した。

しかし、数の暴力には抗えなかった。

次第に被弾が増え、装甲が損傷していく。機関部が破損し、速度が低下。それでも神威は戦い続けた。

ついには港の浅瀬へ座礁し、大破着底。だが、神威はまだ生きていた。

艦長は自動戦闘モードを起動し、乗員の退艦を命じる。神威は最後の力を振り絞り、迎撃を続けた。VLSや砲で駆逐艦、戦艦、巡洋艦、空母を次々と撃破していく。しかし、VLSのミサイルが尽きてしまった。それでも、神威は残った砲弾で攻撃を続けた。

しかし――

敵の戦艦が放ったミサイルが原子炉を直撃。電力の生成が完全に停止してしまった。

それでも神威は、バッテリーに残った電力を使い、最後まで砲撃を続けた。そして、最後の敵艦を撃沈した――もう、敵には航空機も艦船もいない。

そう思われたその時――

遠方から敵の旧型であるB-29爆撃機が港を爆破すべく迫ってきた。

神威は敵爆撃機の猛攻を受けながらも、主砲、副砲、ファランクスで必死に対空攻撃を行った。やがて弾薬も電力も尽きていく――だが、最後の1機を撃墜するため、唯一弾と電力が残っていた2番砲塔が砲撃を行った。

その砲弾は、まるで夕焼け空に咲く、最後の花火のようだった。

こうして、戦艦神威はたった一隻で港を守りきった。

しかし――

神威はボロボロになり、今にも爆発しそうだった。

電力が切れ、艦内からすべての機械音が消える。静寂が訪れ、艦内照明も消えた。

神威は、完全に沈黙した――。

終章 ― 神威、永遠に…

戦後、神威はそのままの姿で記念艦として残された。傷ついたそのままの姿で、沈黙のまま港を見下ろしている。

そして今も、戦い続けているかのようなその2番砲塔は、空を見つめ続けている。

まるでこう語りかけるように。

「俺は、まだ戦えるぞ。」

――こうして、神威はたった一人で帝国を守り切った、誰もが知る戦艦となった…


いかがだったでしょうか?文章が少なく、クオリティが低いですが、初作品なので許してください!

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