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天才の終わり。

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春はいつものように、兵器開発に没頭していた。


何も考えずに汎用性の高い兵器を開発する。


それが春の仕事であり、使命だ。


自分の能力がこの兵器に注がれれば注がれるほど、被害国の勝機は上がっていく。


今は兵器を開発しながらこれ以上誰も命を落とすことなく、戦争が終結することを祈う。


二日後。


寮で目が覚めた春は、ベッドが降りて身支度を済ませて防衛省に出かけようとした。


その前にふと気がついてテレビをつけようとしたがつかなかった。


おかしいなと思いながら何度もスイッチを押すが光すら映らない。


故障か。直そうと思えば直せるが今は時間がない。


今日は歩いて防衛省まで行こう。


そう考えて迎えは来なくて良いと一つ連絡を入れて寮を出た。


走ったり歩いたりしながら防衛省までの道のりを愉しんだ。


常人とは思えないフットワークの軽さも天才の要素と言える。


いつもニュースを見てから出かけているせいか、今朝はとても違和感がある。


違和感といえば心のモヤモヤだ。


モヤモヤの存在に慣れたからか、取り立てて気にはならなくなったが時々暇な時はこのモヤモヤの原因を考える。


春の人生の中でモヤモヤを感じたあとは必ず嫌なことが起こる。


これに例外はない。


パチン!嫌な音がした。


心の中で何かが弾けた。


春はこう表現したが正確にはこうだ。


渦巻きが心を壊した。


その時同僚が声を上げた。


「米国が開発、支給した鹵獲防止システム搭載の兵器が鹵獲された?」


どうやら今更新されたニュースを見たらしい。


春は振り返った。


もう一人の同僚も声を上げた。


「被害国、降伏!?」


春も思わず声を上げた。


「何!?」


周囲の視線が春を攻撃した。



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