第55話 現実の方が凄いことに、少しお時間をください。
異世界転生!実は島津日新公いろは歌の中には異世界転生に関する教えと、今を生きることの大切さを伝えています。
今辛いのは、前世の行いの影響なので今頑張れば今と来世につながる、そんな教えもあります。
今まで戦国島津の内容の小説を二つ書いた著者ですが、今、空前の異世界転生ブームを見て思わず書いてみたいと思いました。
ただ、実在の島津のキャラを書くと大人の事情でいろいろ問題が出そうなので(笑)比較的無難な人物に異世界転生してもらうことにしました。
あえて、本編では名前を出していませんが、中国から紙上談兵の趙括、泣いて馬謖を斬るの馬謖、そして日本からは朝倉義景と武田勝頼、以上四名の大活躍を書こうと決めました。
歴史的には、悪名、あるいは愚者として扱われる人々ですが、最初に書いた通り、人は転生して今を生きることに意味があるということを異世界で示したいと考えました。
なお、興味深いことに、島津いろは歌には、歴史上の偉人も我々と同じ人間なのだから、努力次第で追いつくことも出来るという意味合いの教えもあります。
前世において、不幸にも不運と間違いが重なった彼らも別の世界で努力すれば素晴らしい結果になるのは疑いありません。
その道筋をこの小説で示したいと思います。
なお、スタート地点は「輪」という名のドワーフの島国、そして過去二回外国との争いで負けた国という設定の地からスタートなので決して恵まれているわけではありません。
そして、野蛮で残虐なゴブリン帝国連合群がドワーフの国を狙います。
その時、古の英雄になり損ねた四人はどのように行動するのか?
そしてこの争いから漁夫の利を得ようとする東洋風国家「義」の国
さらにこの異世界には経済、軍事の半分以上を占める美麗七州国というラスボスとその頭脳である超古代の異物、マザーコンピューターがあり、覇権を常に握っています。
そのようなかつてない大敵相手に負け組四人衆とその仲間たちはどうなっていくのか?
ご期待下さい。
いつも「日中友好祈念作品・中国日本悪名英雄たちの異世界名誉挽回太平記」をご覧いただきありがとうございます。
なにやら、日本は現実が空想より凄い感じになってきました。
そこで、少しお時間をいただき、より練りこんだ作品にしたいと思います。
なので、すみませんが一週間ほどお休みをいただきたいと思います。
もちろん、今まで読んでいただいた方のご期待にそえるように頑張ります。
皆様も熱い中ですがどうぞご無理のないようにお過ごしください。
この話は中国と日本の英雄を、しかも具体名を出さずに書くことで、出来るだけ多くの中国と日本の読者の皆様にご覧いただきたいと思っています。
とりわけ、国家間の戦争という話と、その後の、戦争なき覇権争いについていえば、現代の私たちの世界にも通じるものがあるかもしれません。
私が気づく範囲で中国の方にも楽しめる内容にするように工夫したので、もしよかったら仲間の皆さんにも本作を紹介、愛読していただけたら嬉しいです。
中国人と日本人二人ずつ、そして助っ人を加えてどちらの国の皆さんにも楽しめるような筋書きを描きたいと思ってますのでどうぞよろしくお願いします。




