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第32話 ラッキー・ホット・コモリのスパイ活動!

輪の国がスパイ天国と揶揄されて100年近くたちます。

あまりに当たり前になったので、政治家はもちろん輪の国の民衆までがスパイとは何なのかピンと来なくなっていました。


スパイがいると何が問題なのか理解してる人は案外少ないかもしれません。

そこで今回は現役スパイのラッキー・ホット・コモリさんに作者からインタビューをしてみましょう。


なお、このインタビューを取るためにコモリさんから莫大なギャラを要求されたのはここだけの秘密です。(笑)

早速ですが、スパイのうま味とは何でしょうか?


コモリ曰く

「莫大なお金とかわいい姉ちゃんとのウフフな時間、それとメディアが救世主やスタ^ーのように扱われることも大きいですね」


ちなみにお金や物品に税金はかかりますか(笑)

コモリ爆笑で

「あるわけないじゃないですか、大体輪の国のために働く気なんてこれっぽっちもないんですから税金なんてびた一文払うつもりはないですよ」


女性とのウフフな時間とは具体的にどんなことですが?

コモリ爆笑しつつ


「18禁ですよ、いわせんなっつーの。ぼく制服プレイが大好きなので看護師とか先生とかキャビ(ぴーーーーーーーーーっ)」

ここで放送禁止音が入りました。


コモリさんは時々愛国的な発言もしますが。

コモリ笑止まらず

「たまにカッコいいこと言えば信者が勝手に忖度してくれますからね、世の中金と力ですよ。そんなの当り前じゃないですか」


「輪の国なんて弱っちいですし、その国民も騙されやすい馬鹿ばかりですからね。時々愛国的な事言って自尊心をくすぐりつつ、肝心な時に売国すればめっちゃ楽しいですわ」


肝心な時とは?

「ご存じの通り輪の国は魔石を大量に使って電気やエネルギーを供給しています。そこで使う魔石を国産ではなくクラブ帝国や他の国から買えば輪の国の財政を悪化させつつ売国したわしにお金や女ががっぽがっぽ・・・」


「他にも公共の事業で国産ではなく、馴染みの外国企業に仕事を回せば、美味しい思いが出来るというわけですよ」


こうしたことを行うと輪の国の財政が悪化すると思うのですがその点はいかがお考えですか。


コモリめんどくさそうに

「そんなん知らんがな。馬鹿な輪の国の責任やろ、わしの知ったことか」


こうしたことが続くと輪の国の財政の悪化に加え、技術力の低下、それと安全性においても心配が出てくると思うのですが・・・


コモリ突然怒り出す

「だから輪の国が悪いんだからあいつらが痛い目に合えばええだけや、わしもわしの仲間も困らんだろ、いい加減にしろ!」


おっとコモリさんは癇癪持ちのようです。

話を変えましょう。

コモリさんは政治にも関心が深いようですが、今後何らかの政治的な動きはありますか?


コモリ少し機嫌がよくなり

「ええで、最初からそういう殊勝な態度でいればええんじゃ!これから輪の国の政界に新党を立ち上げて名を挙げるつもりや」


名前とか考えていらっしゃいますか。

「そうやな、輪の国の年号つこうたら、愛国政党ぽくってえ~んちゃう、かっこよさげだから騙される輩も多いできっと」


というわけでそろそろお時間になりましたのでインタビューは終了します。

長い時間どうもありがとうございました。

とにかく、お金を儲けて女を侍らせて、輪の国のお金を分捕ることに思いが一途な事がよく分かりましたね。


逆に言うとここまで本音を出していただいてある意味ありがたい限りです。

蛇足ですが、ラッキー・ホット・コモリはこの後、仲間を集めて新党「平和」を立ち上げます。


名前の由来は3世代前の輪の国の年号が平和だったのでそこから付けたようです。

「平和」という言葉に反対する人はそうはいませんからね。

政党はイメージが大事!

コモリさんもきっとそう思っているでしょうね。


次回はこの新党「平和」の躍進について触れていきます。

登場人物 

司馬馬括しば ばかつ       長男 紙上談兵の人    

司馬趙謖しば ちょうしょく    次男 泣いて○○を斬るの人 登山家

司馬信景しば のぶかげ      三男 一乗谷 越前の朝倉の人

司馬信頼しば のぶより      四男 甲斐の虎の四男

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