遂に念願の製作(制作)決定・・・とはいかなかったのだ!
周囲の者達が必死に頑張ってる姿を見て密郎は「自分も出来る限りの事をしよう・・・!」と必死に頑張るが大失敗により酷く落ち込んでしまう・・・が、そんな中、念願の「オモシロ戦士ひょうKING」の製作=制作が決まるかもしれないと言う事を荒木から聞かされ・・・
「オモシロ戦士ひょうKING」を様々なメディアの企業に売り込む為、荒木らが必死に頑張ってる(と思い込んでる)中・・・
「皆さんが私の・・・ひょうKINGの為に必死に頑張ってくれてるんだから・・・私も出来る限りの事をしなければ・・・」
と考えた密郎は作品実現の為の資金は自分の(同年代の者達に比べても少ない))小遣いだけでは足りない・・・と言う事で(勉強が、より疎かになると言う事等で反対する)両親を
「自分の小遣いは・・・自分で稼げる様になりたいのだ・・・!」
等と今迄に見せた事の無い様な強気の態度で説得して新聞配達etcのバイトを始めた他、校内でも周囲の、あらゆる生徒達に対し金と引き替えに掃除当番を引き受けたり給食で出た苦手な物を代わりに食べたりする事等を申し出・・・
「金なら後で必ず払うから・・・」
等と言われて其れらを引き受けるが周囲の生徒らは密郎に代わりの掃除当番を、やらせたりしながらも此の事を教師らに、こっそりと告げて此れにより密郎は(中学生の身で有りながら周囲の者達に対し金儲けをしようとしたと言う理由で)担任だけじゃなく学年主任、教頭、校長と言った教師に学校で両親に家で、こっ酷く怒鳴られたり叩かれたりし当然の様に金も払われなかっただけで無く約束を破り開き直った其の者達から
「やっぱり貧乏人ってのは・・・嫌らしい奴だよな・・・」
等と言われ、そんな失意の中「魔獣怪人同盟」の部室を訪ねた密郎は有る日、荒木から
「明累君・・・!喜べ〜・・・儂が様々なメディアの企業を回った結果、其の中の幾つかが、ひょうKINGを場合によっては引き受けても良いと言ってきた・・・だから未だ我々にも明かしてない、ひょうKINGの全てを教えて欲しい・・・!」
と言ってきた・・・が荒木は、ひょうKINGが何処にも受け入れられないと言う事を読んで
「此の作品自体が実現不可能なのは充分、承知です・・・が、此の作品が持つ嘗て無い様な独自性を今後の、お宅の作品の参考にして頂きたい・・・」
等と言って話を持ち掛けていて、ひょうKING自体を実現させる気等、最初から無かったのだ。
・・・が、そんな事に一切、気付いていない密郎は、そんな荒木に対し
「分かりましたなのだ、荒木さん・・・!但しユーザーの方達を飽きさせない為にはテコ入れ・・・ってのも必要・・・だから・・・後・・・少しだけ・・・待って欲しいですなのだ・・・!」
等と言い放った。
失意の中「オモシロ戦士ひょうKING」が実現するかもしれないと言う話を聞かされ「絶望の中の希望!」と喜ぶ密郎だが、彼が信じ頼りにしてる荒木に、そんな気は一切、無く其れが嘘だと言う事に全く気付いていなかった・・・。