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後輩にもばれた


「木田さん……あれ、僕の後輩。しかも結構知りたがりやの子犬みたいなキャラ」


「……仕方ないね。長沢くん。私が本当のことを話すね。いじめしてると思われたままだと大変だもん」


「ごめん」


「私がごめんって言わないといけないんだよ。ごめんなさい。だって、私が無理に秘密にしてって言っちゃったんだもん」


 そう言うと、藻葉さんに、話しかける木田さん。


 藻葉さんは、テスト範囲の重要情報でも聞くみたいに、木田さんに近いところでうなずく。


 僕も美少女とあれくらい近いところで会話したいなあ。可愛い後輩ともいいね!


「なるほど、先輩が美少女と秘密を共有していることがわかりました」


「私⁈ そんな可愛くないよ」


 木田さんがてをふりふりする。可愛いよ。誰が見ても。


「で先輩。つまり、先輩は前より忙しくなるということでよろしいですか? こんな美人の同級生といる時間が長くなるわけですからね!」


「そうかなまあそうだね」


「なら! 私は、先輩に……あっ、そうだった! 今授業中でした。日直なのに出席簿事務室から持って来忘れて、それを取りに行って私はここにいるわけで……急がないと」


 藻葉さんは灰色の出席簿を大切そうに抱えるポーズのまま、急ぎ足で去って行った。


 少し、藻葉さんが僕に何を言おうとしていたのかが知りたかったけど、僕も戻らないと。クマムシ大好き生物教師による土壌生物の観察の授業があるからな。


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