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もんちゃんがが学校に来た件について


 学校に着くと、相変わらずクラス内の美少女らしい木田さんは普通通りクラスの女子の輪に入っておしゃべりを始め、舞美もそこに入っていた。


 舞美はきちんと秘密は守る人だと思うので、問題ないだろう。


 だから、木田さんと、僕と、舞美の秘密になっただけで、それ以上は簡単には広がらないとおもう。


 もんちゃんは今は木田さんの家にいるし。


 僕はほっと一息ついて、もんちゃんを捕まえてからついたままだった手の砂を、教室から外に出てはたいた。教室は一階なので、簡単に外に出れる。


「おお、教室の外で考え事か?」


 クラスメイトでよく話すから、友達、という関係だと言えるであろう長宮に声をかけられた。彼はテニス部に所属していて、仲良しの幼馴染がいるという点は僕と似ている。


 まあさっき僕はブランコ攻撃を受けてしまったわけなんだけどな。仲良しか怪しいな。


「違う。ちょっと砂を落としてただけだ」


「砂? なんで?」


「ちょっとそこで転んだ」


「マジかよ。どんまい」


 僕は適当にそんな感じでごまかし、教室の中に入ろうとした……のだが。


 教室の前の植え込みの土が動いたのに気づいた。


「どうした、耀」


「あ、いやなんでも。一限英語だっけ。めんどくさいな……」


 僕はそう返し、教室に戻った。今のは気のせいだった、またはモグラだったと信じたい。



 一時間目の授業は何も起こらず進んだ。


 よかった。モンゴリアンデスワームが乱入してきたらどうしようかと思っていたところだ。木田さんの様子も普通なので、特に心配なことはなさそうだ。




 しかし、二時間目の生物の授業の時。


「今日は、土壌の生態系の観察をします。まずは校内の好きなところからコケや土を採取してきてください。クマムシが見えるかもですよ。あ、クマムシってとっても可愛くてね……」


 といったクマムシ大好き女性教師の話を聞いた後、各々校内に散らばって、土をゲットしに行く。


 僕はなんとなく、今朝土がうごめいたところに行くことにした。


 そしてそこに着いた時。


 僕は植え込みに頭を突っ込みたいくらい絶望した。


 もんちゃんがにょろにょろはっていたのだ。


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