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のんびりの二人

 やがて、もんちゃんももっくんも疲れたのかそこらへんでにょろにょろし始めたので、木田さんと女の人はそれぞれのモンゴリアンデスワームを拾い上げて、砂場を出た。


「今日はありがとう。また一緒に遊ばせましょう」


「はい。喜んで行きます」


 木田さんと女の人は、モンゴリアンデスワームを抱えていなかったらお嬢様同士の丁寧な別れに見えるくらい丁寧に、お辞儀をした。


「ちょっと入りにくい雰囲気だけど、結局よかったね」


 嬉しそうにもんちゃんを優しくケージに入れている木田さんに僕は言った。


「うん。よかった。長沢くん、ありがとう。付き合ってくれて」


「あ、うんうん、でもモンゴリアンデスワーム同士のじゃれ合いも見れたしよかったよ。楽しそうだったし」


「うん、もんちゃんが楽しそうだったのはよかった」


 木田さんと僕はとりあえず公園内にあるレストランとかが入った建物に向かっていた。


 勝手に舞美と藻葉さんがいるかなーって思っていたけど、実際いるかはわからない。


 と思ったけど、窓からのんびりしている二人が見えた。のんびりしてるオーラがガラスを余裕で貫通してる。


 建物の中に入ってさらに中のカフェに入って、二人がいる席へと行った。


「あ、お砂場から帰ってきた」


「お疲れ様です。私はしっかりしているのでちゃんと二人のことを気にしてしましたよ」


 と二人は今まで呑気にしていた様子。


 まじでなんでついてきたのかがわからなくなってきた。


 モンゴリアンデスワームに実は興味があってついてきたはずなんだけど……でもあまりにマニアックな人が多すぎて砂場には入れなかったから、ここでのんびりしてたってこと?


 不思議に思っている僕に、舞美が言った。


「耀さ、ちょっと外散歩してきてくれない?」


「え、なんで?」


 いきなり散歩?? ってなってる僕に藻葉さんが大人っぽくコーヒーを飲みながら付け加えた。


「ちょっと話したいんです。女の子三人で」


お読みいただきありがとうございます。そろそろ終わりに向けて話を動かすかもしれません

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