イベントに出発
気をつけていかないとって言っても、今まで木田さんはモンゴリアンデスワームを飼っていることを隠し通せてたわけだ。
それに、モンゴルの砂漠とモンゴリアンデスワームが結びつくかといえば、木田さんのことを考えている時に限れば結びつかない気がする。
それだけ、木田さんがもんちゃんを飼っているのは意外だってことだな。
そんな感じだし、結局、もんちゃんの大脱走とかも今週は起こらなかった。
もんちゃん関連といえば、一回、もんちゃんの砂の入れ替えを手伝いに、木田さんの家に行っただけ。
まあだけって行っても美少女空間だからうへうへもんちゃんあざすだったよもちろんね。
まあしかし今日は、うへうへうへうへうへくらいもんちゃんあざすなので。
そう。モンゴリアンデスワームのイベントの日がやってきた。
そして気づいたんだけど、美少女と、可愛い幼馴染と後輩と、あと僕なんだよね行くメンバー。
いやあ、すごい。なんかラブコメみたいになってきたな。きっかけがモンゴリアンデスワームのラブコメなんて需要はあんまりなさそうだけど。
とにかく僕は待ち合わせ場所にかなり早く着いた。
すでにいたのは木田さんだけ。
全体的に控えめな服装だった。というか下ジーンズだし。
一気に親しみやすい美少女って感じになったね。
だけどそれは当たり前で、今日はモンゴリアンデスワームのイベントに行く。
つまり、モンゴリアンデスワームがたくさ集まるのに適した場所……砂の多いところに行くわけだ。
汚れてもいいし動きやすい服装でくるのは当然。
だから僕も動きやすいTシャツに半ズボンとまあ小学生っぽい服装で来た。
「おはよう」
「あ、おはよう。長沢くん」
木田さんは僕に微笑みながら、手に持っている大きめのケージを少し開けた。
「もんちゃんも元気みたい」
「よかったな」
「うん。逃げちゃうと大変だから、閉じとこ」
「そうだな。駅前で逃げたら大変だ」
僕は辺りを見渡した。
ここで同級生とかに会っても、木田さんの秘密がバレることにつながる。
だから誰もいないと信じたい……っていたわ。
いたけどこれは見られておっけーな人たち。
舞美と藻葉さんだった。
「おはよーっ!」
「おはようございます。私も朝からしっかりしてるんで頼ってください」
おお……テンション高かったりしっかりしてるアピールするのはいいんだけど、服装が全然動きやすいやつじゃないじゃんかよ。
めっちゃおしゃれしてるよどうしたの二人とも。




