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不良だけどハートは弱いんです

 鉄パイプを店のレジに預けた2人は、店内を歩き始めた。


「さっき店員に、すごく怪しまれましたけど大丈夫ですかね」

「鉄パイプを預ける客なんて怪しいに決まってるだろバカ。そもそも、買い物の順序がおかしいんだ。あんな大荷物、普通は最後に買いに行くだろ」

「すいません。家からだとホームセンターの方が近かったもので」

「知るかよ。とりあえず、今からは決して目立たないようにするぞ。普通の買い物客と同様に買い物をしてレジを通り、帰る。じゃなきゃオレのメンタルがもたない」

「そうですね。目立たないようにしましょう」


 が、大量のムチやら手錠やらを買い込む男2人が、目立たないわけもなく。偶然、猫耳カチューシャを買いにドンキへと来ていた柊木凛香を含め、彼らの姿を目撃した人間は皆一様に、英司と次郎に好奇の目を向けた。

 買い物を済ませ、猿山組の事務所へと向かう頃には、次郎のメンタルはボロボロであった。英司だけが呑気にムチで遊んでいた。

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