夏が始まる
これはとある休日の一幕である
今日は週に一度の休みのメンテナンスの日だ!このゲームは世界でいろんな人がしていることから水曜日はログインが出来なくなっている。
なので自分の家である木造建築の一軒家屑の主の趣味だがここは気に入っていっていて唯一休めるところである。
今日は休みだし寝ようかなーっと優雅に布団に入って二度寝を決め込もうとすると……
「おーーーーい!!いるかーーー!!」
カエデの声だ
だるい……無視だな寝よう
「おーいおーーい」っと10分後くらいには音が消えていた帰ったのだろう。
「よいしょっ」と寝返りをすると……
「……」目を見開いて真顔のカエデの姿がそこにはあった。
「うぎゃあああああああああああああ!!!!!!!」
しばらくして落ち着いた俺は
「で、どうやって入ってきた?」
「教えたら同じ手が次使えないじゃない!」
「なんでお前がキレてんだよ!」あきれてものが言えない
「言ってんじゃん」ふてくされながら答えた
「心読んでんじゃねえ!」
「そんなことより!聞いて!来週からイベントが始まるのもう八月じゃん!今年もあの!夏祭りイベントが始まるのよ!」
夏祭りイベントとは夏に実装されるイベントで放置げーには珍しくミニゲームのようなものが出来るイベントになっていて金魚すくい射的ヨーヨー釣りなどが楽しめるイベントである。
「っでそれが何なんだよ」早く寝たい。
「っでって今日は休みだし周りのみんなも行くみたいだからその……一緒に行かない?」というカエデは少しほほが赤いように見えるが夏で熱いからだろう。
「え、ダルインデスケドボクはネタイノデネサセテイタダキマス」棒読みで答えた。
「行かないと殺す」殺意にあふれた目で見られた
「え?」俺は汗が止まらなかった
「サー始りました夏祭り!司会はこのゲームの表紙を飾っていることでおなじみのマスコットキャラぴーたです!」っと遠くの方から聞こえてきた。
ぴーたとは白いウサギか猫かわからない愛らしい生き物で仕事中は「キュ〜」としか基本喋らない。
「あれ?なんか説明入ったな…?まぁいいやそれより盛り上がってるなー」
「そりゃそうよ普段から主にこき使われてるんだからこういう時ぐらい羽目を外さないとね!」