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ファーレシア

 12個の月に見守られた異世界

 奏術と呼ばれる特殊な術が存在する世界で、文明は17世紀の西洋と同等

 使用される言語は世界共通言語に「聖リア語」、アマツハラに「ヤマト言葉」、聖霊に「響語」

通貨の基本単位はミープ

 一年の暦は12ヶ月365日という地球と同じ時間の流れを有するが、一日の長さが28時間で夜が少し長い

 距離の単位はm相当がマルトラ、㎞がキルマル

 地球の四倍の表面積を誇り、クレイドア大陸だけでユーラシア大陸と太平洋を足した面積

 大陸は確認されているもので4つあり、それぞれ、クレイドア大陸を中心として、東方にディアド大陸、南西にモルドア大陸、北西のオリオン大陸と呼ばれる

 島国であるアマツハラはクレイドア大陸の東端に位置する


・12の月

 ファーレシアの空に輝く12個の月

 それぞれに

 『セクスティア』

 『アンサス』

 『マルデューク』

 『サティアラス』

 『フォルティス』

 『クレイドル』

 『アルウィース』

 『フェブレイン』

 『ロステル』

 『ツァイゼンス』

 『ヴァイグレイド』

 『クレスエント』の名を持ち、暦にも使用されている(暦の並びはこの通り)

 ファーレシアに点在する国家名に用いられているものも存在する


・習慣について

 多くのファーレシア人は後述のリーリア教に則した生活を送っている

 その在り方はキリスト教寄りな部分が見られるものの独自の生活観念を保有している

 キリスト教同様に「いただきます」という風習はないが、「今日も女神リーリアの恵みを感謝する」という祈りが捧げられる

 アマツハラに住む民族は神道に似た精霊信仰を行い、リベールではリーリア教を主体としながらも響力機関への科学崇拝とも呼ぶべき思想が浸透している

 ファーレシアに住むファーリアという人種は平和的な思考を好み、争いごとに備えてはいても力の行使に対しては消極的な者が多い

 また婚姻関係に対して指輪をするという風習も浸透しているが、最も古くからの習慣として、奏術を用いて相手の爪に消えない紋章を描くというものがある(この風習は勇輝が召喚された聖霊歴7000年では多くの人間に忘れられている)

 ファーレシアの1日は地球のものよりも4時間長い28時間であるが、暦の数え方は6の月が流れることで換算される陽月と残る6の月が経過することで陰年の2つの年であり、その2つを合計して一巡りとしながら2年として換算する(そのため、勇輝とアーティアには大した年齢の差がない)


・文明レベルについて

 ファーレシアを代表とする大国は石造りの建築物やパン食中心の食文化など17世紀の西洋に近いが響力機関の普及によって一部の科学的技術は1980年程度の地球に匹敵する

 リベールという現代地球を凌駕する技術を有する国家を除き、自動車すら存在しない


・食物について

 おおよそは地球の食物に共通した部分も持つが、ブドウの実を林檎大にしたような「クセスの美」や肉の燻製に似た味がする「アルツォの実」のような地球にはない実を食す食文化を有する

 また、獣を狩って食べることも行われているが、獣魔は有毒な為、調理しようと食すことは不可能(肉質も鉱石に近いため不味い)

飲酒の年齢制限は存在しない(これはファーレシアでの酒がアルコールを持たないため、健康食品のような扱いに近い)が、異世界から流入してくることのある酒は大人が楽しむものという風潮が強い

 響素を含む酒は大まかに二種類あり、口当たりの良い響透酒(エール)と苦く辛い響留酒(エルクル)に分かれている


ファーレシアの人種

 ファーレシアには様々な姿の人類が存在する

 一般的な人間は言うに及ばず、

 見た目はさほど変わらないが長寿なエルフ

 翼と高度な知力を有した天黎族、

 響素の恩恵を受けて生まれ出でた種族であるリィナル、

 魔界にて生まれたとされ、多種族から忌避される今では数少ない魔族

 獣の血を受けて生まれたリカント

 そして古来より数が少なく、現在では目にすることのない竜族などが存在する


・人間について

 ファーレシアに生きる人型の存在の内4割以上を占める種族

 正式にはファーリアと呼ばれ、中でもクレスエント人種やアマツハラ人種など生まれによって差別化する場合も多い

 リィナルやエルフ、天黎族には劣るが、響者が生まれることも多々ある

 技術力は随一であり、響力機関を生み出したのはこの種族であるといわれる

 女神リーリアの信仰が最も強い種族であり、名前はリーリアにあやかって-iaと付く名前が多い(アーティア、マリアなど)


・エルフについて

別名「森人族」

 人間やリカントとは異なり長い寿命を持った人型の種族

 永遠に準じる程の寿命故に蓄えられた知識は豊富であり、時間感覚の差から寿命が短い種族との関わりを避ける風潮にある

 しかし、他の種族と積極的に交流を図ろうとする者もおり、時折多種族とのハーフが生まれることがある(この場合どのような種族間の子でもハーフエルフと呼ぶ)

 リーリア教を信仰する者もいるが多くは響素に対するアニミズムに似た思想を持つ


・天黎族について

 翼を持った人間

 ファスレティという呼称が正式なものだが、彼ら自身が名乗った天黎族という呼称が一般化している

 聖霊の加護を最も受けている種族で、予知能力など特異な才能を有しているものが多い種族

 寿命自体は人間よりも50年長い程度

 エルフ以上に規律を重んじ、他の種族との交流を極力行おうとしない種族

 強固な聖霊信仰を持つ


・リィナルについて

 漢字にすると響人族

 ファーレシアで最も数の少ない人種

 その発生方法から様々で、親から生まれずに響素の突然変異凝固で誕生するものから母親の胎内で響素を取り込み過ぎて生まれるものなど、明確な定義は存在しない


・魔族について

 その存在の由来において人々に忌み嫌われる種族

 フェブラースという正式名称を持つが、魔族という蔑称で呼ばれている

 元はファーレシアの人種ではなく、便宜上「魔界」と呼ばれる世界に生まれた者たち


・リカントについて

 別名を転化獣族

 ファーレシアで最も多く、最も寿命の短い種族

 獣人と呼ばれる種族であり、完全な人間から獣に変貌するものから人間と獣が混じったようなものまで存在する

 筋力が強く、奏術に関しての才は薄い

 その生い立ちや外見から差別対象となることもしばしばある


・竜族について

 ドラグーンという別名を持つ

 ファーレシアで最も古く、最も数が少ない種族の一つ


・神族について

 かつてファーレシアに暮らしていたとされる種族

 その詳細は謎に包まれている


獣魔(ラゥム)

 いわゆるモンスター

 かつて発生した崩界と呼ばれる現象によって噴出したとされる天素が生物に影響を与えたもの

 生物が持つ凶暴性を増幅し、その身体能力を著しく向上した存在であり、一貫して理性を持たないという特徴を持つ

 理性を持たないながらも、その声帯が変質した個体は叫素で構成された奏術を扱うことがある

 獣魔となった個体の体表には天素の特徴色である夜色や金色が現れる


奏術

 響素(リィン)とよばれる力を束ね、式を構築することで発動する術

 主に周囲の響素を介して物質に対する衝撃を発する攻撃型、対象者の代謝を高め治癒する治癒型などが存在する

 発動の際には美しい歌のような音色を響かせる他、それぞれの色を属性に持つ

 奏術に顕れる色は七色あると言われており、赤、青、緑、金、銀の基本色と伝説として伝えられる聖奏術が司る輝色、魔奏術が司る深淵色である

 赤は炎熱、青は水と空、緑は樹と大地を大別の属性とし、金は生命、銀は攻撃する意思を属性とする

 属性ごとに第一から第七までのレベル(響階)というものが存在する

 また、属性外奏術というものも存在するが、こちらの奏術には個別の名称も与えられてはおらず、その用途も照明として利用できる程度のものである


メア・ピース

 天素が無毒・結晶化したもので、主にファーレシアでは金銭として使用されている

 獣魔の体内にも存在するために冒険者が生まれた理由はこのメア・ピースにあるとも言える

 アマツハラを除く全ての国はメア・ピースを鉱石でできた五円玉のような銭貨の中央にはめた物を用いている(アマツハラは純金本位による紙貨幣が流通)


響素(リィン)

 ファーレシアに存在する魔力のような存在

 大気中に存在し聖霊などはこれを食料として生活していると言われている

 響素には取り込んだ生物の身体能力を強化する性質があり、これを取り込んで生活しているファーレシアの人間は地球に住む人間よりも遥かに身体能力が高い

 勇輝もファーレシアで響鳴を使用した時に大量に取り込んだ響素の影響でファーレシアの一般的な人間よりも高い身体能力を得た

 響素を利用した術式である奏術は発動の際に美しい音色を響かせる


奏術師

 奏術を扱うことができる人間のことを指す言葉

 奏術を先天的な感覚で扱える者を響者、技術による後天的な感覚で扱う者を奏士と呼ぶこともある

 現在では奏術師という名が一般に広がっており、これらを区分する風潮は薄れてきている


響力機関

 奏術師ではない一般人が響素を利用するための技術

 原理は動力を響素に置き換えた機械のようなものであるが自然への被害は最低限

 これにより一般人の生活は一部だが豊かなものとなっている

 響力銃もこの技術の産物であり、その銃声は火薬を用いたものとは異なり比較的耳触りの良いものである(絹を裂いたような音)


リーリア教

 太古の時代に世界と一体化した光の女神リーリアを祀る教会

 クレスエントの国教であり、その加護の力は絶大

 女神リーリアは初代ラティスマグナと深い関わりを持つと伝えられている


聖剣伝説

 七千年前にファーレシアで起こった勇者と魔王の戦いの物語

 現在では昔語りとして伝えられ、広く世界で知られている伝説

 魔王という存在の圧政に苦しんでいた人々を聖剣を携えた勇者が救い出し、魔王との決戦で勝利を収め、現在の全ての王国の基礎となる国を作ったとされる物語

史実としての伝承では『人の世に生まれし魔王を討ちし後、七度目の月染が起こりし時、聖剣を持ちし者現れ、対なる剣を持つ者と相対す』という文章の古文書が残されており、十二の月が七度目に黒く染まる現象が起こる年にラティス・マグナ(朝凪勇輝)が現れたことで魔王復活の信憑性は高まった

ファーレシアではどんな子供も聞いて育つようなメジャーな物語である


聖剣アストネリア

 伝説によってその力を証明された聖なる白き剣

 聖剣はこれを扱ってきた者たちの意志を纏っている

 ファーレシアにおいてのその存在は地球でいうところのエクスカリバーのようなものであり、知名度は非常に高い

 使い手の魂と同化している為、何も無い空間から取り出すことが可能(これにより、勇輝は事情を知らない者にとっては丸腰に見える)



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