1/11
プロローグ
あなたは何屋さんですか?
もし年端もいかない学生で、手に職なんて以ての外と言うのなら、貴方の親や兄弟、祖父母や叔父叔母のものでも構いません。
あなたの親族は何屋さんですか?
八百屋さんや魚屋さん、サラリーマン屋さんや先生屋さん。きっと色々あるでしょう。
この世界には職業というのはとてもありふれてスタンダードなものからニッチなものまであるでしょう。
しかし、私があの日出会ったのはニッチ……と言うよりはあんまり珍妙怪奇な職業でした。
職業(?)でした。(正直言ってしまえば、あれを職業と一重に言ってしまっていいのか知らんと言った疑念はないでは無いのです。)
怪談屋さん。それも、稲川某のような、怖い話をする職業ではありません。
奇々怪々な都市伝説やら怪談やらを人の口から聞き集めるお仕事でした。そして、その怪異譚が本物なのかどうかを調べる。そんなお仕事。
ですから、集める話は流言飛語でも道聴塗説でも構わないのです。(事実、怪談屋の彼の元に舞い降りてくるのはそういう類のものが九割を締めていましたから。)
怪異譚の精査が怪談屋さんの本義ですから。
初投稿です。
小説書くこと自体も初めてです。
よろしくお願いします。
反応があったら喜びで悶えます。




