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No.008 それから・・・【最終話】

もう完全にやり取り終了カウントダウン。


あるとき雑誌で、人を信用する条件として、口で言うことを信用するのではなく、"行動"を信用することが大切。という、部分に目に留まった。夢乃はドキッ、はっとさせられた。まさにあの和也とのやり取りだ。メールの返信さえ、数十回に1回。通話すれば、「振り込みできる?」って、ありえんわ。

どうかしてたんだと、改めて思った。

引っ越ししたの?仕事復帰したの?体調は良くなった?など、ちょっと最後のカウントダウンメールを送信したが・・・・・

その後のメールは一切届くことはなかった。

夢乃は心をもぎ取られたような、複雑な思いを浮上させていた。忘れようとすればするほど、よみがえるのは、誰でも共通であろう。人間不信に陥った。


久しぶりに会う友人に和也の出来事を打ち明ける。言われたことは、

"お金を借りるってこと自体、よくないよね、兄弟や親とかじゃないんだからさ 今回の夢乃の場合は返金されたからまだよかったけど・・・・"

と・・・


SNSに限らず、人を簡単に信用しないようにする意識を持つことを教訓とした夢乃。知り合いにも、夢乃の夢、応援するよと言ってくれる人は数名いるけれど、投稿小説を読むことさえないのだから、応援にはならない、上辺の応援ならば、そこら辺の他人でも言えるのだ。


たとえば、信頼している相手に対して、"〇〇行きたいね"ってなったとき、日時を決め、即行動できるかどうか、が、やはり、信頼の条件になる。

もちろんその相手とのコミニュケーションの度合いにもよるし、相手をどれだけ知っているか、自分の事もどれだけ理解しているかで、信頼度は変わってくるだろう。


数年後、夢を一緒にと支えてくれる人に偶然出会い、コンテストやコンクールに応募し相方角原千枝さんは、漫画を描き、原作は夢乃、二人で脚本を書いて挑戦し続けている。







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