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No.002 コミニュケーションの減少に違和感

通話は、週に1、2回、1時間程度話をする共有時間を重ねる度にどんどん信用度が高まりつつあった。だからこそ、一カ月、二ケ月は、あっという間に経過していた。i

サイト内のやり取りは日常のあいさつ、夢乃自身の仕事の出来事なども送信したりしていた。返事は、数回に1回で夢乃は気にも留めなかった。

しかし、その数回の返事だったのに、更に減少し、あれ?と思ったのだ。

数週間後

和也「久しぶり・・・元気しとる?今電話してもいいかな?」

夢乃「うん、丁度洗い物終わったところよ、1階には私一人だし、いいよ」

和也「じゃかけるね」

通話

和也「久しぶり、元気?あのサーちょっと相談があって、めっちゃ言いにくいんだけどさ、いいかな」

夢乃[何、何何、気になるやん」

和也「昔から仲良かった仲間にお金貸してて、今までちゃんと、返金されてたんだけど、今回、なかなか、返金無いと思ってたら彼女と逃亡して、持ち逃げされたの、しかも俺含めて、3人被害にあってさ、警察にも届けてあるの。親友の仲間だったんだよ、で返金がないから生活がさちょっと苦しくてお腹空いて寝れないのここ3日くらい」


夢乃はえっ嘘くさい、話やな騙されるんか私は・・・と心の中で呟きながら

会話する。

夢乃「えーっ、お腹空いて寝れないのは体によくないよ、私も生活には余裕なんてないけど、何か買って送ろうか?」

和也「荷物は受け取れないから、物品は困るわ、振り込みお願いできん?ゆうちょなんだけど、五千円、何とかできない?」

沈黙・・・・・・

これ詐欺なんか、でも・・・マネージャーになってくれるんでしょーと、自問自答する。数分後

夢乃「わかった、何とかするわ、でも、これきりだよ。あと他人にはお金貸しちゃあかんよ、土日のどちらかにしか、振り込みできないけどいいかな」

和也「もちろんです、恩人、ありがとうこれで、空腹から脱出できるわ 振込口座をあとで、送ます」

久しぶりのせいか、いつになく、通話はもりあがり時間を忘れてしまう。そして、夢乃は疑問に思う、荷物がダメってどういうことなんだろう?

ところどころに何か相手にひっかかりを感じながらも、そんなことないよね、と言い聞かせている夢乃。

通話終了後、振込先と住所氏名が届く。これはアンドロイドではないことは確実。と装いな安心感が夢乃を襲う。

数日後、5千円を振り込み、受領書を撮影し和也へ送信する。

その夜、「ありがとう、振込確認しました、空腹から抜け出せるわ、ほんと感謝」と返事が・・・こんな返事必要?

と不思議に思うのだ。

その後のやり取りも最初に比べてほんとに減少しているのだ。


騙されている疑い、大丈夫、心理戦が戦い始めている。








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