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精神戦隊  作者: 魔法トロ
序章
14/15

第二章 意思があれば道はこじ開けられる!5

「パラサイト捜索中(そうさちゅう)……この星に存在する可能性、八五・三五パーセント。邪魔な者は排除(はいじょ)する。干渉(かんしょう)しないでください」

 ロボットの声が、メガホンのように町中へ響き渡った。


「パラサイトは、生命体のディー・エヌ・エーを変更する存在であり、非常に危険だ。パラサイトに関する情報を報告してください」その深く低い声を響かせながら、機械は一歩、また一歩と近づいてきた。


「何それ? あの機械……?」ボクは顔をポチへ向けた。


 ポチは警備犬のように、低く(うな)り続けている。しかし、ポチが答えたかのように、ボクの脳裏に「猟師(りょうし)の機械」という言葉がよぎった。「……逃げろ……」

 通信器から、龍登の声が耳に入り込んできた。

「……パラサイトなんて放っておけ。逃げろ。私たちの問題じゃない」


「そう、だけど……」


 もし、あの機械にパラサイトたちを渡したら、地球はどうなる?ポチの話が本当なら、ポチの星と同じように、地球も崩壊される?それを悩んだボクは数メートル先で立ち止まった機械を見つめた。


 機械の巨大な目が、ボクの視線に合わせた。その瞬間、ボクは赤い光に包まれた。ーースキャンされている。


 光が消え、機械が告げた。


「貴方には、パラサイトの気配があります。パラサイトを引き渡してください」


 そう言われても、ポチが素直に従うはずがないな。


「……サラ」


 龍登の声が、再び耳に届いた。丁寧に、この宇宙に関する大事件を説明してくれないかな。ボクは壁の陰から一歩離れ、苦笑いを浮かべながら、


「あの……」


 だが、ボクがそれ以上を口にする前に、まばたきする間もなく、機械は大砲のような片腕をボクの顔に向けた。


「これは最後の忠告(ちゅうこく)。パラサイトを引き渡してください。

 排除まで、残り十秒……九……八……」



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