13/15
第二章 意思があれば道はこじ開けられる!4
人の形をしているが、上半身は非常に大きく、背中はせむしのように盛り上がっている。
片腕は鷹を思わせる鋭い爪を備え、もう一方の腕は大砲のような形をしていた。
顔のあるべき位置には、顔の代わりに巨大な目一つがあった。
その目はゆっくりと開き、周囲をきょろきょろと見回す。
動きに合わせて、目から広く赤い光が放たれた。
まるでスキャンしているかのようだ。
それは前へと歩き始めた。
足を動かすたびに、機械のサーボモーターが唸る音が響く。
足が地面に着くたび、ドン、ドンと周りが揺れた。
その機械は、しばらくのあいだ地面をスキャンしていた。
やがて光が消え、巨大な目がゆっくりとボクの方を向いた。




