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様々な世界・世界の詩

広がり続ける世界

作者: リィズ・ブランディシュカ






「お前は神様失格だ」


 とある神様が、とある神様に向けてそう言った。


 だから、言われた神様は、神様である事を証明しようとしたのだった。







 その神様は世界を作り続けていた。


「広い世界を作りたいの」


 そう言いながら、世界を作り続けていた。


 どこまで作っても満足できない。


 だから。


「もっと作りたいの」


 そう言いながら、永遠に延々と作り続けている。


 飽きる事はない。


 その神様の向上心は無限だった。


 疲れ果てる事はない。


 その神様の体力は無限だった。


 だから、世界を作って、作って、作り続けていった。


 その世界に命が生まれ、文明が始まり、歴史が刻まれても。


 どんどん。


 どんどん。


 世界はずっと膨張していく。


 人の虫も、どんな生き物だって、世界の果てにはたどり着けないし、知る事が出来ない。


 そんな広大な世界になっても。


 どんどん。


 どんどん。


「広い世界を作りたいの」


 無限をつかさどる神様は、世界をずっと作り続ける。


 なぜなら、


 有限をつかさどる神様に、「何でも無限にできないのなら、お前は無限の神様じゃない」と言われたからだった。



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