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空っぽ。
私の物語
「離れた方が良いかもしれない。」
そう、彼は言った。いや、言われてなんかない。
ただ。そう、LINEが来た。
ただの文字なのに。頭が真っ白になった。
でも次の瞬間に自分では処理できない程の疑問が頭を廻る。
((離れるってなに?))
((私たち別れるの?))
((いつ戻れる?))
((捨てられる?))
((方が良いかもってなに?))
((私のこと嫌いなの?))
あなたは…何を考えているの…?
そう。いつからか分からなくなった。
彼が何を考えているのか。
いつしか彼がどんな人かも分からなくなって。
この人が良い人なのかも、何もかも。
本当に愛されているのかも。。
私はいつだって空っぽだった。