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読者に、かくあるべき説明は要る  作者: 健安 堵森
第二章 ただそれだけで
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二章 設定 単語

〈国・地名〉


“トファース共和国”


オール大陸の中央から西側に存在する数多の国家が集った連邦制国家。国の歴史は大陸の中で一番浅いものの、ラエドル王国に次ぐ平人の中で二番目の強国として存在する。


“グ・エイス帝国”


オール大陸の西部に位置し、東と南を海、北と西を山に囲まれた天然の要塞国家。平人族が殆どを占める国家ではあるが、“力”を尊重する伝統が根付いており、武力でも智力でも功績を残せば万人に認められる。そのお陰で一番成り上がりやすい国とも言える。

しかし三百年前に起きた眷属討伐を期に北部を放棄したりと、少しづつではあるが衰退の一途を辿っている国である。



“ウグデイグ領”


グ・エイス帝国に存在していたかつての北部の領土の名前である。大きな山脈と海に隣接しており、資源豊かな土地ではあったが今は放棄されており広大な森林と瓦礫が存在しているのみ。

この名前を知っているのはもはや、歴史学者と一人の旅をする騎士だけとなってしまった。



“ダーヨウフ”

砂漠に点在する町の一つの名称。この砂漠地帯はどこの国のものでも無く、それ故に砂漠の民が協力し合って存在する一つの名も無き国家となっている。

また、この町ではグ・エイス帝国とトファース共和国の二つと交易関係を結んでいる為、行商人が行き交いする間柄となっている。



〈職業・施設〉


“狩猟者”


魔物や犯罪者を狩る事を生業としている者達の事。基本的には魔物の討伐が主であり素材を剥ぎ取る事で収入を得ているが、時には指名手配となった犯罪者を殺す事も依頼として張り出される。また、村等に被害を出している魔物や、素材として欲しい魔物等に懸賞金が掛けられる事もある。


“狩猟者組合”


狩猟者の依頼を受注したり、報酬の受け渡しを行う場所。

狩猟者には十二歳から登録する事が出来、十級から一級までの階級が存在している。狩猟者となる者は様々な理由があるが、その中でも未成年とみなされる十五歳以下の狩猟者には、人間が対象となる依頼を受注する事は出来ない。


“狼”


狼とは群れる事を意味し、それが狩猟者の中で集団を意味するようになった。そして各々の役割を身体の部位になぞらえ、前衛を“前脚”、後衛を“後脚”、補助を“尻尾”、中衛又は守備を担う者を“身体”、そして皆を指揮する頭目を“頭”と呼ぶ。

また、自分達を表す二つ名を付ける風習があるが、最近では被らないように考えるのが大変らしい。


“虎”


狼とは反対の、個人で活動する狩猟者を意味する言葉。孤高に生きる姿をなぞらえてその単語が使われるようになった。

一人で全ての役割をやり遂げないといけない為、その条件から虎を名乗る狩猟者は数少ない。しかし逆説的に虎を名乗れるという事はそれだけの力があるということで、その栄光に憧れた若き新人が虎を名乗る例が後を絶たない。

それでも現実というものは厳しく、夢から覚めた新人が徒党を組んで狼になるのが、古き狼達の懐かしい思い出となる。



〈剣技〉


“カムスギ流”


グ・エイス帝国が発祥の、古き歴史ある剣術の流派。抜刀術を基本とし、その素早い居合から無数の斬撃を相手に浴びせる。その技として“一線”から“十線”の技があり、数が増えるのに比例して斬撃の数もまた増えていく。

熟達すれば、剣を鞘に納めなくても技を繰り出せるようになる。


“章三郎”


カムスギ流、三線の技。右から左への三つの斬撃を放つ。


“雅鳳”


カムスギ流、四線の技。上から下への四つの斬撃を放つ。


“加法・三四五みよい


カムスギ流の秘技の一つ。技の一線から十線を足し合わせて、放つ斬撃の数を増やす奥義。三四五みよいは縦に四線、横に三線、斜めに五線の計十二線の斬撃が放たれる高威力の技。

実は加法の他にも秘技が存在するらしい。


〈アイテム〉


“予知の石版”


知りたい未来の事を教えてくれる不思議な石版。しかし古めかしい言葉と比喩的な表現を多用するので、本質を読み取りにくい。


“めっちゃ後光が差すローブ”


めっちゃ眩しい。


“五歳児でも軽々と振り回せる重さの三日月斧”


めっちゃ軽い。


“ある薬草を使った薬”


病魔を退ける力を持った飲み薬。魔導具を持てぬ若輩者には欠かせない品。しかし魔導具を持っていたとしても、予備としてこの薬を備えてあれば嬉しいな。



“厄祓い(マントラ)が宿っている腕輪”


数珠のようなブレスレットの魔導具。〔顎ヲ砕カレタ五面十背(ハヌマーン)〕の素材を使用して作られており、病魔を退ける力を持つ。その効能から高価な値はつくが一つは持っておきたい代物。

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