一章 設定 魔法
“火炎魔法”
古代語、と称している英語が言語となっている魔法。オール大陸では失われた言語となっている為、時空魔法についで二番目に研究されている魔法となっている。
《火球》
火の玉を出現、ぶつける魔法。
魔法といえばコレ。
《火炎の競馬》
炎で創られた、馬車を引く為の馬を生み出すエマ開発の魔法。
サラマンダーより、ずっとはやい!!
《焼き融かす火》
超高温の火で、焼くのではなく融かすエマ開発の魔法。相手は死ぬ。
《竜を真似た息吹》
ネキロム案の火炎放射。
ドラゴニックと名付けてはいるが竜なんぞ見たことも無いため、ただのカッコつけ。
“操水魔法”
森人の言語、ダラウ語を用いた魔法。
大地魔法に次いで、形にし易い初心者に易しい魔法。氷から霧まで熟達した魔導師なら自由自在。
《水柱》
水の柱を相手に叩き付ける魔法。
近くに水場があれば魔法陣によって、そこから水柱を出すことも可能。
《冷水》
冷えた水を出す魔法。夏には重宝。
“疾風魔法”
獣人の言語、スータス語を用いた魔法。
基本的には周囲の空気を利用して魔法を行使するので、他の魔法より燃費が良い。
《炸裂》
空気を圧縮、そして解放し破裂させる魔法。
実は体内でやられるとエグい。
《風の膜》
風を周囲に展開し、飛来物を防ぐ魔法。
基本的には、強い風が吹いているだけなので、直接攻撃には皆無。
《見えざる剣》
超近距離の風の刃を発生させる魔法。
飛ばさないことにより、燃費が良いネキロム開発の魔法。
魔法名を考えるのも大変なので、変に凝ったものを考えないでくれ。
“大地魔法”
鉄人の言語、ダーラウ語を用いた魔法。
創りやすい、(形に)残る、(燃費が)安いの三拍子が揃った、熟達した魔導師には人気の魔法。しかし、派手さは他に劣るため子供には不人気。
《作成》
土、岩、金属から物を作成する魔法。
魔法の中で一番自由度が高く、凝り性の人は熱中し過ぎて魔力不足で倒れる。
《土塊》
土の塊を創り、ぶつける魔法。
質量が大きいので、威力はスゴい(小並感)
《土人形》
《作成》の人形版。
像や囮を創るのならば、こちらの方が燃費が良い。
《岩屋根》
岩の壁と屋根を創る、ネキロム作の魔法。
エマと同棲していた時、悪戯のし過ぎで家を追い出された時に仮の住まいとして思い付いた。
《落とし穴》
指定の地表面から下を、圧縮して穴を作る魔法。
エマに怒られて以来、使用率は極僅か。
《土棘》
指定の場所から円錐状の突起物を生やす魔法。人体ほどなら貫ける。
《土精霊の腕》
土で出来た人の腕を出す魔法。
基本的には魔法陣でおおまかな命令を付け加えながら行使する。
《土の巻き貝》
ルエ作の回転する巻き貝。元凶はもちろんネキロムである。
土で出来ているので色合いが茶色なのがう○こ。
《螺旋の土槍》
《土の巻き貝》の上位互換。立派な男の浪漫である。
《土桜》
ネキロム作の悪質な魔法。貫いた1本の《土棘》から、枝状に無数の《土棘》が伸びる。
血が付いたら桜みたいかなとネキロムは思ってこの名前にしたが、実際はそうでもなかった。
《土の破城槌》
円柱状の土を勢い良く押し出す魔法。家の壁くらいなら壊せる。焦って作成した魔法なので、見た目はシンプル。次はパイルバンカーを創りたいとネキロムは考えた。
“付与魔法”
昔の招致者が創った、自身又は他者を強化する魔法。言語は不明。強化以外にも状態異常を付与することも出来るが、そちらは一般的には有名では無い。
《理力激化》
魔法の威力を高めることが出来る魔法。
実際は、付与した相手の魔力変換効率を一時的に高めている。
《敏捷力上昇》
足の速さや反射神経を高める魔法。
体育大会で使用しようとする輩がいるが、禁止行為である。
《下位》
魔法名の頭につけることにより、最適な付与をする事が出来る。他にも上位互換として《中位》と《上位》がある。
もしこれを付けずに付与した場合には、魔法陣で使用魔力を設定しない限り、使用者は魔力が無くなるまで魔力を行使し続け、付与されたものは力の加減が出来なくなる。
“回復魔法”
付与魔法と同じく、昔の招致者が創った魔法。時系列としては付与魔法の後に創られており、付与魔法の状態異常に対を成すように状態異常回復の魔法がある。
《治癒》
肉体を活性化させ、急速に傷を治す魔法。骨折や切り傷には有効だが、風邪などの病気には効かない。
《下級》
上記の付与魔法と同じく、付けないと使用者は魔力を無くし、回復された者は過回復で良くて異形、悪いと肉体が破裂する。上位互換は《中級》、《上級》。
“時空魔法”
ユウキの能力で創った言語で創った魔法。一般的に知られているのは下記の魔法だけであり、現在まともに使えるのは、言語を知っているユウキとネキロム(予定)だけである。
《収納》
別空間を創り、そこにものを仕舞う魔法。
これだけでもチートなのだから、時空魔法を学んでしまったネキロムはどうなってしまうのだろうか。
“夢幻魔法”
ネキロムが考えた新たなる魔法。言語は日本語。直接的な攻撃力は無く、逃走や防衛に徹している魔法を創っていることから、ネキロム本来の臆病者の性格が窺える。
凝ったものにしようと、兎を使った魔法名を考えてはいるが、本来の意味と少しズレが生じており、ガバガバである。
夢幻と名付けたのは、幻想や幻惑よりも強そうだから。
《二兎追うものは一兎も得ず》
ネキロムそっくりの幻影を作り出し、攻撃をそちらに向かわせることで、本体は逃げる魔法。
しかし片方に攻撃が集中している時点で、二兎追っているのだろうか。
本来の意味は、二つの物事を欲ばってどちらも失敗したり、中途半端に終わることである。
《株を守りて兎を待つ》
一種の催眠状態に入り、行動をさせる魔法。しかし命令は単純な事しか出来ず、記憶は残るのでえっちな事はダメです。
本来の意味は、古い習慣にとらわれて、時の変化に適応しないこと。
《兎に祭文》
使用することにより、指定の物事を理解出来なくなる魔法。今回は恐怖を理解出来なくなっている。
本来の意味は、いくら意見をしても効き目がないことのたとえ。
類似のものとして豚に真珠、猫に小判、馬の耳に念仏。
《貂なき山に兎が誇る》
本人、もとい本兎曰く勇気が湧く魔法。
しかし勇気とは、恐怖を乗り越えてこそ湧いてくるものであり、恐怖を乗り越えてない勇気など、根拠の無い自信だ。
本来の意味は、すぐれた者がいないところでは、つまらない者が幅をきかすことのたとえ。