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2話

 このプライドの高い二人だが、どちらも学級委員である。

 委員を決めるに当たって二人の脳内で様々な考えがぐるぐると回っていたのは言うまでもないことだろうか。

 そしてこの学級委員どもは仕事でも衝突していた。


「お前なんかに任せといたらいつまで経っても終わらないだろ」

 今もプリントを配布するさやに近寄り、さやのプリントを取ろうとする京介。だがさやも負けじと言い返す。

「あらあら。貴方こそ無能なのですから私に任せておけばいいのでは?」

 ちなみにこの二人の副声音はこうなっている。

「お前なんかに任せといたらいつまで経っても終わらないだろ(どうだ、俺頼りになるだろ? 惚れたか?)」

「あらあら。貴方こそ無能なのですから私に任せておけばいいのでは? (はあ!? 私の使える嫁アピールを邪魔しないでくださいまし!)」

 馬鹿らしい、としか言いようがない。

 結局さやがすべてのプリントを配布し終えてしまったため、京介は肩を落として自席へ戻っていった。

 それを見たさやは『私が有能な人間だと、恋人に相応しい人間だと理解できたかしら、おーっほっほっほっほ』と心中では高笑いをしていたのだが、むしろ恋人という関係から遠ざかったことには気づいていないのだった……


                   吉祥さや WIN?


なんかヒーローも令嬢ちゃんもどんどん残念になってる気が……

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