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ジジババの欧州旅行Ⅰ

 お爺さんとお婆さんが訪れたのは東欧のある小さな国でした。

 英語と日本語が公用語というかなり変わった国です。

 雄大な雪原の中に城壁に囲まれたその国はありました。

 お爺さんとお婆さんは城壁をブチ壊して侵入すると、早速警報が鳴り響きます。すぐに自動小銃を装備した兵士たちに囲まれました。

「ぐふふ、ワシの英名はここまで響いておるのか。人気者はつらいのう」

「げはは、ワシの美女っぷりは欧州の男どもを魅了するほどであったか。魅力がありすぎるのも困ったものじゃな」

 などと戯言を言う得体のしれない人物に

「問おう。お前たちはエイリアンか?」

 と隊長らしき中年の男が尋ねます。

 もちろん、まともな返事など返ってくるはずもなく

「ワシは世界一のモテ王じゃ!」

「ワシは天下一の美少女じゃ!」

 というふざけた答えでした。

 これを聞いた兵士の一人は

「貴様ぁ! 日本の萌え文化を侮辱したな! 隊長、こいつらを即刻銃殺刑に!」

 と憤りを隠しません。

「そうだそうだ! このクソババアのどこが美少女だ! すべてのヒロインに謝れ!」

「こんなジジイがモテるはずがない! というか、俺なんか三日前に彼女に振られたんだぞ! 腹いせにこのジジイを処刑するッ!」

「一丁目二十七番地のマンションに住むトリオロステナチムコヒたんは俺の嫁」

 その他の兵士たちも口々に好きなことを主張します。この国の軍隊大丈夫か?

「ぐふふ、よい機会じゃ。お前たちに世界のモテ王たるワシを輩出した日本の伝統文化をねっぷりと教えてやろう」

 お爺さんは何を考えたか、ふんどし一丁になりました。

 右手には大根せいけんロリスカリバー。見た目はただの大根ですが、お爺さんが扱うとあら不思議、アーサー王の聖剣エクスカリバーを凌ぐ大根に早変わり。

 お爺さんの変態武装を見た隊長はすぐに

「総員突撃! この変質者を捕縛せよ!」

 と号令を出しました。

こんにちは、星見です。

ノリと勢いに任せて書きました。


今回のテーマはずばり「萌え」(嘘)。

お爺さんとお婆さんの活躍もとい暴挙にご期待ください。


ではまた次回お会いできることを祈りつつ……

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