ジジイとババアと武装抗争Ⅱ
「来たわ、変態ジジイよ!」
「総員、フォーメーションB! イケメンを喰いつくし、ATMにするのよ!」
散々なセリフを吐く第二思春期の女性たちはお爺さんの前に立ちはだかります。が、お爺さんの目的はそんなものではありません。
「まだいたのかババアども。そろそろ婚期を逃した理由を見つめた方が良いのではないかの?」
「人権侵害だわ!」
「セクハラよ!」
「パワハラよ!」
手りゅう弾をばらまく女性たちに
『お前が言うな』
というセリフを言いたくなったお爺さん。
「貴様らブスババアはどうでもいいんじゃ。ホレ、あの美少女を出さんかい。エロエロな調教を施したのち、日本へお持ち帰りしてやるのじゃ!」
ポチ青年の
『助けてくれ』
の声は聞こえないようです。あ、今第二思春期の女性が投げた爆雷に吹っ飛ばされました。
「ポチ! 何をしておるか! とっととこの見苦しいババアを始末するのじゃ! 男の力を見せるときじゃ!」
「おおお、お爺さん。そんなこと言われましても」
逃げ惑いながらもポチ青年はお爺さんに返事します。変なところで律儀ですね。
「ワシがお前に授けたジジイ神拳の真髄を見せる時ではないか!」
「なんですかそのいかにもな胡散臭い拳法は?」
「貴様は大日本帝国拳法の流れを受け継ぐ、我が神拳を愚弄するか?」
「日本語通じてない?!」
「よかろう、ならばワシが手本を見せてやる!」
お爺さんは襲いくる第二思春期の女性たちの前に立ち、全身に力を込めました。
こんばんは、星見です。
俺何書いてるんだろうと思うときが時々あります。親に見られたらバカ認定されるかもしれません。戯言はさておき、皆様良い夜を。
ではまた次回お会いできることを祈りつつ……




