表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/23

ジジイとババアと武装抗争Ⅰ

 第二思春期の女性たちはイケメンの男たちを鹵獲するために、街中を爆走します。ハーレーに乗ってとげ付きの金属バットを振り回しながら、男たちを追い回す様はどこからどう見ても悪役にしか見えません。

「ヒャッハー! イケメンは洗脳!」

「ヒャッハー! イケメンは〇〇〇!」

 もはやただの暴徒と化した第二思春期の女性たちですが、このような事態が起きても警察は出動しません。なぜなら、ここは”人権”の国だからです。彼女たちの権利を何よりも保護する政府が何か対策を打つとは思えませんでした。

 それどころか、彼女たちの”人権”のためなら他の何物もかなぐり捨てても構わないとさえ思えます。実際、男たちが引き回されようが、ぐつぐつと煮えたぎる鍋の中にブチ込まれようが、警官たちは素知らぬふりをしています。

 これが”人権”の国の姿でした。

 人権は他の人権を犠牲にして成立しているのです。

 さらに悪いことに、それをあおっていたのはお婆さんでした。

「ぐひゃははは! 洗脳するのじゃ!」

 お婆さんはF15戦闘機に乗って街中を破壊しながら飛び回ります。あ、今政府庁舎の一部が真っ二つになりました。

 もはや第二思春期の女性たちの狩り場と化した街では獲物は逃げ惑うばかりです。

 そして獲物にすらならないと判断された男たちの狩猟が始まりました。とりあえず、イケメン以外は滅べというわけですね。

 チェーンソーを振りかぶる第二思春期の女性たちからモテない男たちが逃げ惑います。

 もちろんその中にはポチ青年も混じっています。

 半泣きになりながら運動不足の足を必死に動かしていました。

「貴様ら! この英雄ジジジロス七十七世がお命頂戴仕る!」

 さらに事態を混乱させそうな人間が現れました。

 地面の中から首だけを出しているため、真面目なセリフが台無しです。

「お、お爺さん! 助けてください、暴徒です! やくざです! マフィアです!」

 ポチ青年の必死の頼みが届いたのか

「うむ! モテ王たるワシが貴様らクソババアに引導を渡してくれるわ!」

 と地面から出てきて、大根せいけんロリスカリバーをふんどしから取り出すのでした。

こんばんは、星見です。

ずいぶん遅れていますが、何とか頑張ります。


さてさて、どうなることやら? それは作者にもわかりません。


ではまた次回お会いできることを祈りつつ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ