X22X
廃倉庫の階段は、血と尿と糞の臭いが染みついていた。
Shinは巨漢の体を動かさず、黒いコートの裾を翻して立っていた。
顔の古い傷跡が、霧雨の光に赤黒く光る。
彼の背後で、護衛五人が銃を構え、冷たい視線を投げかけていた。
「…日本人の雌ども」
Shinの声は低く、喉の奥から響く。
「お前たちの汚物で、俺の部下を屠ったな。
Hung Lao様の名にかけて、肉塊にしてやる」
メイは無言で右足を上げた。
スカートが捲れ、白い太腿が霧雨に濡れて光る。
黄金の奔流が、すでに喉元でうねっていた。
ミミが尻を軽く振り、笑顔で言った。
「えへへ、肉塊?
あたしたちのショータイム、もっと派手にしちゃおうよ!
Shinさんも、溶かして糞まみれにしてあげる♪」
Shinが一歩踏み出した。
巨体とは思えぬ速さで、メイの前に迫る。
メイは放尿の弧を放った。
シュゥゥゥ――
黄金色の酸がShinの胸へ飛ぶ。
だが、彼のコートの下から黒い鉄の鎧が覗き、液体を弾いた。
酸が鎧をわずかに焦がすが、Shinの肉体には届かない。
「…そんな玩具で、俺を殺せるとでも?」
Shinの拳が、メイの腹へ叩き込まれた。
衝撃が体を貫き、メイは壁に叩きつけられた。
息が詰まり、口から血が滲む。
ミミが飛び出した。
尻を突き出し、毒便を放つ。
ブシュッ、ブシュッ。
黒褐色の塊がShinの顔と肩へ直撃。
だが、Shinは動じず、毒便を左手で払い落とした。
腐臭が広がるが、彼の皮膚は傷一つない。
「毒?
俺の体は、Shadow Dragonの秘薬で鍛えられている。
そんな下等な糞など、効かぬ」
Shinの蹴りがミミの脇腹を捉えた。
彼女の小さな体が吹き飛び、床に転がる。
ミミは咳き込みながら、笑顔を崩さなかった。
「…痛い…けど、まだまだ!」
護衛たちが一斉に発砲。
銃弾が雨のように降り注ぐ。
メイは床を転がり、弾を避けながら再び足を上げた。
黄金の弧が護衛の一人を貫き、顔を溶かす。
だが、Shinが再び迫る。
彼の拳がメイの肩を捉え、骨が軋む音が響いた。
「弱いな、雌ども。
Leonardの犬が、これほどとは」
Shinの膝がミミの背中を踏みつけた。
彼女の体が床に沈み、息が苦しくなる。
ミミは必死に尻を振り、毒便を放とうとしたが、Shinの足がそれを封じる。
メイは立ち上がり、Shinの脚の間に滑り込んだ。
両足を広げ、至近距離で連続放尿。
シュッ、シュッ、シュッ。
黄金の酸がShinの股間と腹へ注がれる。
鎧が溶け始め、肉が焦げる臭いが広がった。
Shinが初めて顔を歪めた。
「…この…!」
彼の拳がメイの頰を捉え、彼女の体が再び吹き飛んだ。
壁に激突し、血を吐く。
視界が揺れる。
Shinがゆっくり近づき、メイの首を掴み上げた。
「終わりだ。
Hung Lao様の前に、糞尿まみれの死体を差し出してやる」
ミミが床で喘ぎながら、Shinの足を掴もうとした。
だが、力が入らない。
その瞬間――
頭の中に、冷たい声が響いた。
《失敗するな、Deadly Dymes》
Leonard Damionの声。
脳に直接響く、氷のような囁き。
《お前たちは、私のものだ。
Hung Laoを殺せ。
さもなくば、灰になる》
メイの瞳が、恐怖と怒りで揺れた。
首を掴むShinの手が、わずかに緩む。
その隙に、階段の影から茅ヶ崎マヤが現れた。
長い黒髪を翻し、ヒールを鳴らして駆け寄る。
「…下品な男ね。
あたしの仲間を、汚すんじゃないわ」
マヤはShinの背後に回り込み、スカートを広げた。
優雅に腰を落とし、Shinの顔へ尻を押し付ける。
スカートが頭を覆い、柔らかな尻が鼻と口を塞ぐ。
「んっ…ふふ、暴れないで。
あたしの下で、静かに息を止めなさい」
Shinがもがいた。
巨体が揺れ、マヤを振り落とそうとする。
だが、マヤは両手で頭を抱え、体重を全部かけた。
「…重い?
いいわよ。
もっと苦しんで」
メイは床から立ち上がり、Shinの脚の間に再び滑り込んだ。
黄金の奔流を、連続で放つ。
シュゥゥゥゥ――
酸がShinの鎧を溶かし、肉を抉る。
ミミが這い上がり、尻をShinの背中に押し付けた。
毒便がどろりと落ち、背中を腐らせる。
リナが階段を駆け上がり、長い脚をShinの首に絡みつけた。
締め上げる。
四人が一斉に襲いかかった。
Shinの巨体が揺らぎ、初めて膝をつく。
「…この…雌どもが…!」
だが、戦いはまだ終わらない。
Shinの目が赤く燃え、秘薬の力が体を強化し始めた。
Leonardの声が、再び頭に響く。
《殺せ。
今だ》
メイの瞳が、冷たく光った。
黄金の奔流が、Shinの全身を覆い尽くす。
戦いは、激しさを増していた。




