表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残月光  作者: 結城コウ
86/144

十四話-5

「いいか、八島

お前が自分の正義とやらを魔法警察に照らし合わせるのはいい

だがな、それは、自分の正義じゃないって自分の役割を放棄するな!」


『そんな…俺は…』


「俺達が守るのはお前の正義じゃない

魔法警察の正義だ」


『っ…』


「出来ないなら辞めちまえ

…俺達を敵に回してな」


そういうと八島の胸元を粗く手放すと無表情になり、煙草の続きを吸った


『…敵、ですか…』


「ああ」


『じゃあ、俺は…先輩達にとってファントムと同じと…?』


「…そうなるのならな」


『じゃあ、先輩はどうするんですか…?

俺がそうなったら』


秋里は少し沈黙して


胸元に手を入れ、魔法銃を取り出した


「撃つ

お前を」


銃口は八島の額に向いていた


『…っ……』


「…俺だって納得は出来ねぇよ

だけど、割り切れ

そう言ったはずだ」


「…クソッ!」


八島は拳を机に叩きつけた


秋里は無表情のまま報告書を見ていた


行方不明者の欄に書いてあった名は夜代 幻夜だった







第14話 Sin

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ