表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残月光  作者: 結城コウ
82/144

十四話-1

『…重軽傷者多数、意識不明3名、死亡者1名、行方不明者1名……

……ッ……』


八島は報告書に目を通しながら奥歯を噛み締めた


「……これまで、犠牲者がいなかった訳じゃない」


『先輩!』


「…してやられたな

"ファントム"に」


『…違いますよ

これは…これは俺達の失態です…!!』


秋里はちらりと後輩刑事を見て、煙草を取り出した


そして、天井を見ながら火を点けた


重い沈黙だった


それを掻き消そうとするように秋里の吐いた煙りが部屋を薄い膜のように包んだ


『……死亡者は……師走 優乃ですよ…』


「…わかってる」


秋里は苦々しい顔のまま煙草を吸い続ける


『……多少危険はあるって確かに説明しました

でも…それは俺達が最大限にカバーする前提で、です!』


「………」


『…如月 柚、長月 夢菜、皐月 義名が意識不明!』


「…覚悟はあったはずだ」


『先輩!』


八島は秋里の胸倉を掴みかかった


秋里はそのまま煙草持ち、アルミの灰皿に押さえつけた


「…俺を殴って気が済むならそうすればいい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ