表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残月光  作者: 結城コウ
47/144

八話-1

…職員室…




-ドガァアンッ-


その爆音が響いた時


誰もがその時、壊された戸を見た


しかし、"彼"は爆音より速くすでに黒ずくめの集団の内側に立っていた


"彼"が誰なのか


私、秋里 由美-アキサト ユミ-にはすぐにわかった


そう、彼は…


秋里 冶奄-アキサト ヤエン-



私の夫…旦那様



だから…




「キュルル?」


「カキュキュ!」


「………」


彼は黒ずくめの集団が彼に気付いた瞬間


精密な射撃を集団に与えた


彼らは数秒足らずで全滅…地に伏していた


「…ふぅ」


彼は安堵のため息をつくと


私のほうに向き直った


『あ、あなた!』


「由美!」


私は思わず他の教師に構わず抱き着いてしまった


…だって、彼は私の王子様だから



…なんて、私が言ったら、寒いかな?


「大丈夫だったか?

そんなに傷だらけで…」


『大丈夫、たいしたことないわ』


「そうか」



そういうと彼は


ぎこちなく笑った


多分、疲れたのだろうと、その時、思った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ