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七話-2
-校舎、一階-
『おかしい…』
俺はそう呟いていた
「ああ、そうだな」
霜月が同意した
これまで、奴らの姿を一度も見ていない
運がいい
なんて、言葉で済ましていいのだろうか…?
「アレ?
おい、あれ見てみろよ!」
長月がそういった先には奴らが倒れていた
それもかなりの数
『どうなってるんだ?
罠か…?』
「わからない…
でも…」
葉月がそう言うと事務室を指差した
「あそこに二人が居るよ」
「!
なら、そっちが先だ!」
『待てよ
アイツらが本当に"やられた"んだったら
ライセンスを…』
その時だった
「!
危ない!」
-フォンッ-
『!?』
-ドガァアンッ-
背後で爆発が起こる
俺は何が起こったかわからなかった
ただ、葉月が俺に飛び付いたから助かった
それだけは理解していた
「!?
葉月!ライセンスを!」
「う、うん」
葉月が霜月にライセンスを渡す
そして、体勢を崩して倒れてる俺達の盾になるように踏み出し
ライフル型魔法銃を構えた
「コイツッ!」
霜月は"何か"が飛んで来た方向に向けて銃を撃ちだした




