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残月光  作者: 結城コウ
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五話-6

奴に全員で飛び掛かったが


肉体強化の魔法を使ったらしく

黒づくめは倒れる事なく


雄叫びをあげるように


振り払おうとした


師走が手を延ばし


奴のヘルメットを引きはがし


放った


ヘルメットは窓の間から外に飛び出した


何故かその時、奴の動きが止まった


「今だ!二人共!」


師走が叫んだ


水無月が体勢を立て直す

水無月が立ち上がると


二人は走りだした


「喰らいやがれぇえッ!」


長月が振りかぶると同時に


「このッ!」


水無月が廊下を蹴った


加速を利用し


体重をかけて


長月のアッパーカットは奴の顎を


水無月の跳び蹴りは奴の鼻っ柱を


打ち抜いた


顎への衝撃が脳を揺さぶり


鼻への衝撃がそれに拍車をかけた


奴は目を白黒させて


倒れた


『やった…のか?』


奴は泡を吹いていた


「気絶、してるよ

大丈夫」


ヨハンが笑いながら言った


まぁ、苦笑いだが


「はぁ…

やり過ぎよ

あなた達」


文月は頭痛でも起こったように額に手をやった












第5話

November&July&October

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