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最後の1ピース  作者: 四月いつか
第1章 父の告白
16/24

ルカとの再会3

『律は私とお母さんの事、いつ知ったの?』


『つい最近だよ。ルカと麗子さんの存在を知らされてからまだ1ヶ月くらいしか経ってない』


『そうなんだ・・・』


ルカは少しショックを受けた様だった。


『どうりで・・・だからかな?ちょっと温度差感じた』


その「温度差」という言葉の意味する所を僕は痛いほどルカの言動から感じ取っていた。


『私は律の事を想像するしか出来なかった。でも私にとって律の存在はとても大きな支えになっていたのよ』


『誰かの支えになれる様な、そんなちゃんとした人間じゃないよ・・・


『ううん、律は優しい。優し過ぎる過ぎるくらい律は優しい』


僕はルカに親父の病状の事を伝えた。

ある程度の事は麗子さんから聞かされていた様だった。


『親父は僕に麗子さんとルカに会いに行ってくれとも自分の病状を伝えてくれとも言わなかった。でも親父の気持ちは痛いほどよくわかる。親父は会いたいんだよ、麗子さんとルカに』


『私は必ずお父さんに会いに行くわ』


『律と一緒に』


食事をした後、僕はルカを駅まで送って行った。


『次はいつ会える?』


別れしなにルカは何度も僕にそう聞いた。

あまりに不安そうにそう訊ねるので、


『すぐに会えるよ、近くに住んでるんだから』


僕の言葉にルカは少し安心した様だった。

ルカは僕と一緒に親父に会いに行くと言った。

母と姉の事が脳裏をよぎった。

全てを話すべきか?


答えは出なかった。


出せなかった。











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