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5-1

 晴天の休日。森口くんはとってもうきうきわくわくしています。千可ちゃんにデートに誘われたからです。森口くんが街角の待ち合わせ場所で待っていたら、千可ちゃんが現れました。

「あ、千可ちゃん」

「和ちゃん、待った?」

「ううん、そんなことないよ」

 いやいや、森口くんはかなり待ってました。オカルト研究部は10時集合と言ったら、9時には待ってないといけません。森口くんはそれを考え、なんと1時間も前から待ってたのです。けど、この日の千可ちゃんは、定刻に現れました。

 ちなみに、この日の千可ちゃんの服装ですが、いつもはパンツルックなのですが、今日は春先だというのにミニスカートです。全体的に華美な服飾。珍しく化粧も施してあります。森口くんはこのデートであのとき交わした濃厚なキスを期待してますが、この服装と化粧を見て「今日はあるな」と密かに期待しました。

「ど、どこに行きます?」

 その森口くんの質問に千可ちゃんは、

「う~ん、カラオケにしよっか」

 というわけで、2人はカラオケボックスに入りました。


 カラオケボックスの中です。森口くんが立って歌ってます。千可ちゃんは座ってその森口くんを見ています。歌い終わった森口くんが座りながら千可ちゃんを見ました。

「次は千可ちゃんの番だね」

 次の曲が始まりました。それを聞いて森口くんはちょっとびっくり。

「あれ、これ、デュエット曲?・・・」

「うん、一緒に歌お。さあ、立って」

 千可ちゃんは立ちました。

「うん」

 ワンテンポ遅れて、森口くんも立ちました。千可ちゃんは森口くんの頭のてっぺんを見て、

「あは、私、ちっちゃいなあ・・・」

 この時点で千可ちゃんの身長は142cm。森口くんは165cmです。

「よしっと」

 千可ちゃんはカウチの上に立ちました。すると千可ちゃんの身長は森口くんより高くなりました。

「あは、私の方が高いや」

 2人は一緒に歌いました。1コーラスが終わり間奏に入ると、千可ちゃんは森口くんに声をかけました。

「ねえ、和ちゃん」

「え?」

 千可ちゃんがいきなり森口くんに抱き付き、キスをしました。森口くんが期待してたキスです。前回キスをしたときは初めてだったので森口くんは焦りましたが、今日は2回目。森口くんは千可ちゃんを思いっきり抱きしめ、2人は自然に舌を絡めました。

 曲は2番になりましたが、2人は歌いません。ずーっとずーっとキスをしています。と、千可ちゃんは突然顔を離しました。

「ごめん、ちょっと背中がきつい」

 どうやら千可ちゃんの背中を抱く森口くんの腕がきつかったようです。

「ご、ごめんなさい!」

 森口くんは慌てて千可ちゃんの背中に廻した両手を離しました。すると千可ちゃんはにこっとしてキスを再開しました。今度は森口くんの両腕はぶらーんとしています。千可ちゃんの左手だけが森口くんを抱いてました。

 千可ちゃんは片足をカウチの肘掛けに乗せました。そして森口くんの左手を右手で握り、自分のミニスカートの中に入れました。森口くんは舌を絡めることに夢中で自分の左手がどうなってるのかぜんぜん興味がありませんでした。が、突然その身体に衝撃が走りました。なんと森口君の左手の指先が、千可ちゃんの身体の一番大事なところに直接触れたのです。千可ちゃんはパンツをはいてませんでした。千可ちゃんのアソコはべちょべちょに濡れてました。

 千可ちゃんはまた唇を離しました。かなり上気してます。

「ねえ、和ちゃん。好きにしていいよ」

 けど、森口くんは何もしません。いや、できません。経験がないもんで、ここで何をしたらいいのかわからないのです。ただ凍り付いてました。

 千可ちゃんがじれてきました。

「もう、男でしょ? 本能ないの?」

 その一言で森口くんの理性がブチ切れました。ワンテンポ、いや、ツーテンポ置いて森口くんは千可ちゃんを荒々しく抱きしめ、そのまま押し倒しました。カラオケの曲はいつの間にか終わってました。

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