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4-1

今回から第4章。4章は異様に長いです。

 千可ちゃんは意外とおませです。初体験は14歳の時に済ませてます。初体験は千可ちゃんにとっては遊びのつもりでしたが、それでもその時感じた肉体の衝撃は、今でも千可ちゃんの記憶に残ってます。そのせいか千可ちゃんのお母さんが初体験の相手を呪い殺してしまった時は、千可ちゃんは耐え難き屈辱を感じました。

 しかし、なんで千可ちゃんはこんなにおませなんでしょうか? 実はその原因は千可ちゃんのお母さん、美可さんにありました。

 千可ちゃんのおばあちゃんに当たる人は、お母さんが小学生の時に自殺してます。お母さんが小学校でイジメられ、その原因がおばあちゃんのテレビ出演にあったことに責任を感じ、トラックに身を投げてしまったのです。

 実はお母さんのお父さんも失踪してました。お母さんは二親ともいなくなってしまったのです。仕方なくお母さんは父方の親戚に預けられました。別にそこでお母さんが継子扱いされたことはなかったのですが、居心地の悪さを感じ、中学卒業と同時に家を飛び出しました。けど、15歳の少女に泊まる場所があるはずがありません。夜の街を歩いているうちに声をかけられ、お母さんは見知らぬ男に処女を奪われました。そのときお母さんは多額の報酬をもらいました。それでお母さんは、セックスはお金になることを知ってしまったのです。お母さんは売春で生きていくことを決意しました。

 その日からお母さんは毎晩いろんな男に抱かれ、報酬を得ました。最初お母さんは嫌々抱かれてましたが、そのうちお母さんも気持ちよくなってしまい、一度に2人や3人の男に抱かれたこともありました。

 お母さんは今も昔も小さな肉体です。顔は小さくって幼いし、肩幅も狭いし、胸もぺちゃんこです。ゆえに小学生の女の子に見えました。それがウリでたくさんの男が集まって来たのです。ま、それでもお母さんは15~16歳。援助交際がバレたら即逮捕です。でも、お母さんの行為はけっして世間にバレることはありませんでした。

 けど、こんなことずーっとうまくいくはずがありません。お母さんは気づいたら妊娠してました。お母さんは心当たりのある男性にそれを訴えましたが、相手にされるはずがありませんでした。仕方なく自分1人で子どもを産むことを決意したのです。そして女の子が産まれました。それが千可ちゃんです。お母さん17回目の誕生日のことでした。

 それを機にお母さんが真面目になったかと思えば、まったくそうではなく、10日もしないうちに援助交際再開。けど、売春する以上妊娠は怖いもの。また妊娠してしまったら大変です。そこで身に潜んでる不思議な力を使うことにしました。これによりお母さんは妊娠しないどころか、生理もコントロールすることができるようになったのです。おまけに、性病を持ってる男まで一目でわかるようになりました。こうしてお母さんのセックス三昧な日々が再開しました。

 お母さんの援助交際の相手に羽月という男がいました。11歳も年上の男性です。その男は何回も何回もお母さんを買いました。お母さんもいつしかこの男に恋愛感情を抱くようになり、ついにゴールイン。千可ちゃん9歳のときです。千可ちゃんは小学校3年でやっと人並みの生活がおくれるようになったのです。

 それから3年後、中学入学を控えた千可ちゃんにお母さんは正直に千可ちゃんの出生の秘密を教えました。それを聞いた千可ちゃんは、母親を恨むこともなく、顔さえ見たこともない実の父親を恨むこともしませんでした。ただ、自分の母親がハマってしまったセックスに興味をもってしまったのです。私も早くセックスしたい。男の人に抱かれてみたい・・・

 そんな感情が14歳の初体験となりました。けど、お母さんはそれを許しませんでした。怒ったお母さんは、千可ちゃんに何回も往復ビンタ。挙句に初体験の相手を呪い殺してしまったのです。それは千可ちゃんを大いに傷つける行為でした。

 その日から千可ちゃんは引っ込み思案になってしまいました。でも、オカルト研究部がそんな千可ちゃんを元の明るい女の子に戻してくれたようです。

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