鈍感再び
すいません!!
今回は剣の説明会みたいなのをしたかったんですが、ほとんど出来ませんでした。
更に、剣の正体も明かせず……。次回こそは、必ずこの二つの内容にします!
俺は部屋の中で呆然と固まっていたが、何時までもそういう訳にはいかず、再起動した。
「兎に角、もう迂闊に武器を作ってはいけないことが分かったな……」
作る度に完成が『ワールドアイテム』になってもらっては困る。…というか!本当に俺の精神の方が持たなくなっちゃうんだけど!?
こういう時はあれだ。……いつものように冷静になって、状況を整理しよう。
まず、『ワールドアイテムを作ったこと』――――これは問題ないな。別に俺と同じように『ワールドアイテム』くらい作った奴、居るだろ。
2つ目、『その武器のレア度が異常なこと』――――これも問題な……くはないけど!…だって仕方なかったんだ。だから、問題なし。(問題大ありです。)
3つ目、『その武器が世界に七つしかないアイテムだってこと』――――あっ、これ問題だわ。
4つ目、『何故かその武器が具現化出来ること』――――ん?もう具現化してるじゃん。この事は深く考えない。そうしよう!
5つ目、『説明の最後に、テーマらしきものがあること』――――このテーマの言葉は日本人なら大体聞いたことあると思うんだが……これも深く考えない方がいいな!
…5個のうち3つに問題があるから、解決しないといけないじゃん!
絶対、面倒ごとになるような気が―――――
コンコン。
「あ、あのー、ジンヤさん!」
「は、はいっ!」
ドアをノックしたのはカミラちゃんだった。
やべー。いきなり声を掛けられたから、変な声が出ちゃったよ。それよりどうしたんだろう?俺、何か問題でも起こしたっけ?…まさか、ギルドの連中がもう俺の居場所を掴んだのか!?
だが、そんなジンヤの心配は杞憂に終わった。
「い、いえ。夕食の準備が出来た、とお母さんが言っていたので呼びに来ました!」
「そ、そうか。もう少ししたら行く、って伝えてくれ」
彼女は一言だけ、はい!っと言うと、走って下に降りてしまった。
何で、人と話すだけにそんなに緊張する必要があるんだ?
……まあ、良いか。今度、時間があるときにでも本人に直接聞けばわかるか。
「それで結局、この剣はどうするかな?……夕食食べてから考えるか……」
さっきまで、ずっと同じことを考えていたので、流石のジンヤも考えるのに疲れていたのだ。
そして、一番重要な問題はリラックスした状態で考えたかったので、気分転換のためにも夕食を取りに行くことにしたジンヤだった。
ジンヤは剣をベッドの上に置いて下の階に降りて行った。
この行為が、ジンヤがこの部屋に戻ってきた際に、ジンヤを困惑させる理由になろうとは誰も知らなかった。
恐ろしい程の鈍感ですね。好意に気が付かなくてもせめて、『俺に気があるのか?』ってなりそうなんですけどね。




