プロローグⅠ
皆さんこんにちは。
小説『最弱だったのにいつの間にか最強に』のプロローグ改定が終了したので投稿しました。
また、改訂次第新しく投稿していくのでお楽しみください。
俺の名前は神谷陳也だ。
何処にでもいるただの高校生で普通の人間だ。別に何かの力を持っているわけじゃ無い。
俺だって何か力を持っていたらと思ったことはある。だがそんなことが出来たのなら、それはもう人間じゃない。
俺は『力があったら』と思ったことはあるが、『人間を辞めたい』と思ったことは一度もない。
地球で俺はこんな考えに取りつかれていた。それは地球に住んでいる誰もが知っている『小説』から得たものだ。
簡単に言えば『ファンタジー』そして『チート』だ。
ファンタジー物を読んだ人なら一回は思ったかもしれない話だ。俺は地球でこんなふうに思っていた。
「異世界に行きたい」と。
だが、現実は過酷だ。当然そんな話叶えてくれるはずもない。俺も心の中では諦めていた。分かっていた。
そんな甘い世界あるわけない。そんな出来事が起きるのは『小説』だけだと思っていた…。
こうなる前までは……
「お願いします!私たちをお助け下さい!」
陳也たちは激しく困った。と言うより動揺した。なぜなら目が覚めたらいきなり美少女に頼みごとをされたからである。しかも、周りを見渡せば高貴な部屋で椅子に男が座っており、それを取り囲むように槍?のようなものを持っている人たちがいるのだ。
日本ならば即、『銃刀法違反』だろう。これを見た陳也はただただこう思った。
(此処は何処なんだ?)
普通の人が見ればこの状況でここまで冷静にしていられるのは驚きだっただろう。しかし俺は内心夢がかなったことによる嬉しさに駆られていた。この状況に俺の脳内はフル稼働状態でこの事態に追いついていたのだ。
そしてそこから導き出した結論は1つ――――
『異世界召喚・勇者召喚・チート』
誰もが一度は経験したいと思った出来事が今、自分の目の前で起きていることに俺は喜びを隠せなかった。
だがこの時俺は気付かなかった。
地球も、この世界も俺には厳し過ぎると言う事を……
改訂版の内容どうでしたか?
主人公の性格もだいぶ変わっていたと思います。
感想も受け付けているのでご意見お聞かせください。